ポケモンSV以外のゲームで色々とやっている最中ではありますが
後編・藍の円盤までもう1か月切っており、先行プレイ情報なんてのも来ましたね。
モタモタしてると間に合わくなるので、前編・碧の仮面で登場したわざマシンについてのまとめをば。
今回はポケモンHOME開通分及びキタカミ図鑑まで対応した内容となっております。
前編・碧の仮面にて30種のわざマシンが追加に。
変化技を含むものの、18タイプが出揃う形に。
鎧の孤島での教え技の歯抜け収録を含めて
剣盾からわざマシンを外れた技の再録がメイン。
一方でそれ以前のマシン技・教え技の再録や
新規のわざマシン化もあり、ラインナップは豊富と言える。
SVのわざマシンは201種となり、剣盾のわざマシン+わざレコードの200種に並ぶ形に。
鎧の孤島での教え技がまだ網羅されていないという点と
後編・藍の円盤では完全新規技のわざマシン化が予告されている点から
剣盾の教え技の数を超えるかが注目となるだろう。
(究極技・誓い技・りゅうせいぐん・てっていこうせん・鎧の孤島で計26種)
わざマシン | 考察 |
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172「ほえる」 | 相手を強制的に交代させる変化技。 設置技との相性の良さから、古来より使われてきた技。 SVではダイマックスで防がれなくなり、扱いやすくなった。 きゅうばんに加え、新特性のばんけんが強制交代無効の性質を持つ。 ほえるがぼうおんに無効化されるのは変わらないが ふきとばしがかぜのりで無効化されるようになり、相互互換の関係となった。 過去作からは進化前を中心に習得ポケモンが大きく増えており イーブイの新習得でブイズが全員使えるようになったり 環境トップのカイリューが新習得し、型の幅を増やした。 一方でサンダー、ヒメグマ、リングマ、フカマル、ガバイト ガブリアス、リオル、ヒードラン、シビルドン、クレベースが覚えられなくなった。 進化系であるルカリオ、ガチグマは習得可能となっている。 第七世代から覚えるポケモンがやや変わっているため ポケモンの習得状況は把握しておきたいところ。 |
173「じゅうでん」 | 自身の特防を1段階上げ、次の電気技の威力を2倍にする充電状態にする変化技。 追加わざマシンでは数少ない新規のマシン技。 SVでは充電状態が扱いやすくなっており、電気技を選択するまで持続するように。 ただし、でんじは、かいでんぱ、エレキフィールドと じゅうでん以外の電気タイプの変化技を使うと解けてしまう。 攻防に活かせる技ながら、対象技が電気技のみと狭いのが難点。 覚えるポケモンはエレズン以外の電気タイプとなっておりシビシラスも習得。 とはいえ、元々電気タイプはじゅうでんが使えるポケモンが多く 実は新規習得した電気タイプの方が少なかったり。 新規習得がそこまで多くないこともあり、対戦環境で見る機会は増えなさそうだ。 |
174「くろいきり」 | 場全体の能力変化をリセットする変化技。 追加わざマシンでは数少ない新規のマシン技。 SVでは合体ヘイラッシャ対策に用いられてきた技だが DLC環境は単体パワー重視で能力リセット効果が機能し辛い。 過去作からは習得ポケモンが多く増えており ニョロモ、ミニリュウ、モクローはタマゴわざから外れたが再習得。 変わったところではフリーザーがXD技以来の再録となった。 技自体は唯一無二であり、能力下降技と能動的なコンボも狙えるため 対戦環境次第では活躍の機会がある技となるだろう。 |
175「どくどく」 | 相手を猛毒状態にする変化技。 使用者が毒タイプだと必中効果が付与される。 ほぼ全てのポケモンが覚えることから第七世代をどくどくゲーとした技だが SVでは覚えるポケモンを毒タイプ中心に絞ることでわざマシンが復活。 BDSPでは覚えなかったポケモンを含め、エレズンを除く毒タイプが習得し スリープ、ブラッキー、グライガー、ヌメイル等毒タイプ以外も再習得を果たした。 どくどく+再生回復の使い手が多数復活したが、対戦環境がパワー環境となっており テラスタルによる無効化も含めると丁度良いバランス調整となりそうだ。 |
176「すなじごく」 | 相手をバインド状態にする効果のある地面技。 ちなみにバインド技はおんみつマント(りんぷん)では防げない。 SVではほのおのうずやうずしおがコンボパーツとして使われているが すなじごくは無効化されやすく、対戦環境での活躍が見られない技。 過去作から覚えるポケモンは増えているものの 覚えるのは地面タイプでも半数程で、岩タイプや鋼タイプ等乱雑気味。 剣盾では覚えられなかったディグダ、ディグダ(A)、グラードンが新規習得し ハッサムが覚えられなくなっている。 わざマシン化で活躍を期待したいところだが、これといった使い手が増えていないのが実情。 |
177「うらみ」 | 相手が最後に使った技のPPを4減らす変化技。 過去作ではイマイチ活躍が無かった技だが、テコ入れも無くSVで復活。 過去作から覚えるポケモンは大きく増えており こちらもタイプは乱雑気味。 一方でケンタロス、ケロマツ、ゲコガシラ、ゲッコウガ、 ヒドイデ、ドヒドイデ、ヤレユータンと覚えられなくなったポケモンも存在する。 ポイントアップが廃止されればチャンスはあったと思われるが 特にテコ入れ無しでの活躍は難しい技だろう。 |
178「じゅうりょく」 | 場をじゅうりょく状態とする変化技で 飛行タイプや特性ふゆうで地面タイプを無効化できなくなり 技の命中率が2段階相当上がる効果。 過去作では重力催眠というコンセプトがあり、ダブルバトルで活躍していた技。 過去作から覚えるポケモンは増えており エーフィ、サーナイト、グレイシア、フーパ、マギアナが新規習得。 剣盾以降のポケモンではムゲンダイナ、バドレックスの習得が目立ち ディアルガ、パルキアのオリジンフォルムも踏まえると禁止伝説戦での活躍が見込める技だろう。 一方でアサナンが覚えられなくなっているが、進化すると覚えられる。 いたずらごころの使い手としてはヤミラミが残っており、重力催眠の核を担うポケモン。 使い手の復活でSVでの復権を狙う技と言える。 |
179「うちおとす」 | 相手をうちおとす状態にする効果のある岩技。 飛行タイプや特性ふゆうで地面タイプを無効化できなくなる。 岩技では珍しい命中安定技で、うちおとす状態はおんみつマント(りんぷん)では防げない。 こちらも過去作での活躍が余り無いが、テコ入れ無しでSVに復活した技。 過去作から覚えるポケモンは大きく増えており、唯一の岩技というポケモンも存在する。 一方でマンキー、ハリマロン、ハリボーグが過去作から覚えられなくなっているが 進化後は覚えるため、対戦環境への影響は無いだろう。 性質上地面技との両立が必要なため、使いこなせるポケモンは少ない。 ダブルでのコンボとしてもじゅうりょくの方が扱いやすいため 取り扱いが難しい技と言えるだろう。 |
180「ジャイロボール」 | 相手より素早さが遅いほど威力が上がる鋼技。 特性ぼうだんによって防がれる技。 過去作では鈍足の鋼タイプであるナットレイ、ツンデツンデがメインウェポンとして使っていたが SVにはこの2体は居ない。 過去作から覚えるポケモンは減っており ゴローンとハリマロンが覚えられなくなった。 (イシツブテおよびゴローン(A)は習得可) いずれも進化すれば覚えるため、対戦環境への影響は無いだろう。 再習得したポケモンで扱いやすいのはクレベース(S28)、ヨクバリス(S20)辺りで これ以上の素早さのポケモンは素早さ半減アイテムを用いないと威力が出し辛い。 技自体は強力だが、相性の良いポケモンが不在と現状は扱いが難しい技。 |
181「はたきおとす」 | 相手がもちものを持っていると威力が上がり、もちものを消失させる悪技。 フォルムチェンジに関わる一部のもちものは対象外となる。 もちもの消失効果はおんみつマント(りんぷん)では防げない。 過去作でも妨害と攻撃を兼ねた技として悪タイプのメインウェポンとしては勿論 他タイプのサブウェポンとしても広く使われてきた技。 過去作から覚えるポケモンは大きく増えており バンギラス、スカタンク、ノクタスの悪タイプや サンダー(G)、ゴウカザル、ヌメルゴン、ヌメルゴン(H)と 他タイプでも活かしやすいポケモンが新規習得。 タマゴわざから失われたヘイガニ、バルチャイ、ヤトウモリは再習得となった。 新ポケモンではエクスレッグ、トドロクツキ、イイネイヌ、オーガポンの習得が目立つ。 一方で進化前ポケモンを中心にママンボウ、フリージオ、キリキザン ランドロス、ドヒドイデと覚えられなくなったポケモンも。 わざマシン無しでも頻出する技だっただけに 習得ポケモンはしっかり把握しておきたい。 |
182「むしくい」 | 相手のもちものがきのみだった場合、攻撃時に食べてしまう虫技。 はたきおとすとは異なりきのみしか効果が無く、威力も上がらない。 きのみを食べる効果はりんぷんでは防げない。 過去作では専ら特性テクニシャンであるストライク、ハッサム、コロトックのメインウェポン。 シザークロス、きゅうけつに加えてとびかかると威力80の虫技が多くわざマシン化したため むしくいの需要はこの3種のみとなるだろう。 覚えるポケモンは全ての虫タイプに加え、虫寄りのポケモンも習得。 ウツドン、ウツボットが第五世代以来の再習得となった。 一方でグライガー、グライオン、ヒードランが覚えなくなった。 テクニシャンの虫タイプにとっては待望の復活ではあるため、きのみを持たせる場合は意識したい技。 |
183「いかりのまえば」 | 相手の残りHPの半分の定数ダメージを与えるノーマル技。 しぜんのいかりやカタストロフィとは異なり、接触技で無効タイプがあるのが特徴。 問答無用でHPを半分にする効果は強力ではあるものの、あくまで残りHPを参照するため 基本的にこの技だけでは相手を倒せないのがポイント。 過去作から覚えるポケモンは若干ながら増えておりスカタンク、ネッコアラ、ハギギシリが新規習得。 一方でオニゴーリが覚えられなくなった。 覚えるポケモンがマイナー寄りということもあり、対戦環境で頻出する技ではないだろうが わざマシン化で覚えるポケモンが増えたことは把握しておきたい技。 |
184「しんくうは」 | シンプルな格闘タイプの先制技。 先制技では珍しい特殊技となっている。 SVでは使い手の少ない希少な技だったが わざマシンとして第四世代教え技以来の復活となった。 過去作からコダック、ゴルダック、ダーテング、サーナイト、エンペルトが新規習得。 第五世代以降のポケモンではジャラランガ、インテレオン、アカツキガチグマ、テツノブジンが目立つ。 レベル技からはく奪されたストライク、ハッサムも再習得を果たしたが マンキー、キノガッサ、アサナンが習得できなくなった。 マンキーとアサナンは進化後に習得可能。 第四世代では物理メインの格闘タイプの習得が多く、タスキ対策の運用がメインだったが SVでは特殊アタッカーの習得も多く、運用しやすい技に。 対戦環境に影響のある技と言えるだろう。 |
185「とびかかる」 | 攻撃後に相手の攻撃を1段階下げる追加効果がある虫技。 100%の追加効果を持ちながら、80と高い威力を誇る技。 シザークロスにきゅうけつと同威力の虫技があるが カマやキバ等の部位が無くても使えるのが強み。 ちなみに新技のとびつくとは覚えるポケモンが結構異なる。違いは・・・ 覚えるポケモンは虫タイプがメインだがイルミーゼ、コフキムシ、コフーライ ビビヨン、アブリー、マメバッタが覚えない。 アブリー、マメバッタは進化すると覚えられる。 虫タイプ以外でも虫寄りのポケモン以外も覚えるポケモンが多く オドシシはBDSPで廃止技のとびげりの代わりにレベル習得し、SVでははく奪されたが わざマシンで再習得を果たしている。 虫技としては扱いやすい効果だが、虫技自体の扱いが難しい環境。 対戦環境で見かけるかは微妙な技となりそうだ。 |
186「10まんばりき」 | 追加効果のないシンプルな地面技。 じしんより僅かに威力・命中ともに低いが、接触攻撃で単体攻撃である点から差別化される。 また、グラスフィールドで軽減されないのも強み。 剣盾ではわざマシン化され、単体打点として活躍。 レジェンズでも教え技となっており、じしんが無い環境で大いに活躍した技。 過去作から覚えるポケモンが大きく増えており、タイプを問わず習得ポケモンが増加。 一方で覚えられなくなったポケモンも多く ダグトリオ、ダグトリオ(A)ヒメグマ、ゴンベが習得不可に。 ヒメグマとゴンベは進化することで習得が可能。 加えてゴローニャ(A)、マウカルゴ、トロッゴン、は進化前後しか覚えられない設定ミスがある。 じだんだでは若干威力不足感があったため、待望されていた単体攻撃技。 地面技がこの技のみのポケモンも少なくないため、対戦環境での活躍も多いだろう。 |
187「つららばり」 | 2-5回の連続攻撃となる氷技。 いかさまダイスの登場で注目の連続技だが、覚えるポケモンが極めて少なかったため わざマシンの復活は待望と言えるだろう。 覚えるポケモンはほとんどが氷タイプとなっており (フロスト)ロトム、ケケンカニ、ブリザポス、テツノツツミ、パオジアンを除いて習得可能。 氷タイプ以外ではシェルダー、ミュウ、インテレオンが習得する。 なお、ブリザポスは剣盾では覚えたが、SVでは覚えられなくなった。 4-5回攻撃となるいかさまダイスとの相性はバツグンで アイススピナーやつららおとし以上の威力を出せる。 対戦環境でも大いに活躍する技となるだろう。 |
188「ねっとう」 | 3割の確率で相手をやけど状態にする追加効果のある水技。 強力な追加効果と、なみのりと10しか変わらない威力から 特殊水アタッカーのメインウェポンとして登場以来使われてきた技。 SVではボルケニオンしか覚えない幻の技状態だったが DLCにてわざマシンが復活を遂げた。 しかしながら、過去作から覚えるポケモンが大幅に減っており 幻のポケモンを含めて19種と非常に少ない。 物理特殊を問わずメジャーどころの水タイプが軒並み覚えられなくなっており なみのりハイドロ問題は引き続き未解消となる。 結果として、ねっとうはマイナー救済技的な立ち位置となった。 技自体は強力だが、おんみつマントの登場と 使い手がどこまで活躍できるか、という技となりそうだ。 |
189「ヒートスタンプ」 | 自身と相手の体重によって威力が決まる珍しい炎技。 自身が相手より重いほど威力が上がる。 軽いポケモンが多いフェアリーという仮想敵が居るヘビーボンバーと異なり 氷タイプや鋼タイプに重いポケモンが多く、活かし辛い。 加えて炎物理にはフレアドライブがあるため、覚えるならこちらを使う理由がほとんど無い。 過去作から覚えるようになったのはウインディ、ウインディ(H)、マグマッグ マグカルゴ、ドンメル、バクーダとフレアドライブを覚える炎タイプのみ。 剣盾同様にカビゴン、グラードン、(タンドン)、イシヘンジン、ダイオウドウと フレアドライブを覚えられないポケモンで使うことになるだろう。 |
190「ソーラーブレード」 | 発動してから1ターンの間何もせず 2ターン目に攻撃するタイプの溜め技で草技。 天候が「ひざしがつよい」だと溜め無しで撃てるが 「あめ」「すなあらし」「ゆき」だと溜め有りの上威力半減となってしまう。 溜め技ということもあり、使う際にはパワフルハーブが必要となるが もちものありきとなれば草タイプはタネマシンガン+いかさまダイスの方が安定する。 過去作から新たに覚えるようになったのはトロピウス、ドレディア(H)の2種のみ。 「きれあじ」にも対応するが、覚えるのはエルレイドのみで リーフブレードも覚えるため、そちらの方が扱いやすい。 「ひざしがつよい」で繰り出せる高火力技としては申し分ないので ロマン技の域は出ないが決まれば強力と言えるだろう。 |
191「さわぐ」 | 3ターンに渡って攻撃を続けるノーマル技。 技選択時の1ターン目に自分以外の眠り状態を回復し 3ターン目の攻撃終了まで誰も眠り状態にならなくなる効果がある。 音の技であり、みがわりを貫通するが、ぼうおんに防がれる。 眠り対策として想定されたであろう技だが 3ターンの間攻撃を続ける効果から扱い難い技。 過去作からは覚えるポケモンが大きく減っており いわゆるベイビィポケモンはピィ、リーシャンを除いて覚えられなくなり タマゴ技から消えたメグロコ、ゴチムは覚えないままとなった。 (同じくタマゴ技から消えたディグダは習得可能) 一方で過去作から新規習得したポケモンもギリギリ2桁に届いた。 眠り対策としてはキョジオーン、コノヨザル、サーフゴーと特性で防げるポケモンが増えたため 行動固定のデメリットを受けてまでさわぐを使わないというのが実情。 対戦環境で見かけることは無いだろう。 |
192「きあいパンチ」 | 威力150と強力な格闘技だが 後攻技となり、そのターン攻撃技を受けると不発になるハイリスクな技。 過去作から覚えるポケモンが僅かに変わっており ニョロモ、グラードン、デカグース、ジャラコ、ジャランゴが新規習得。 一方でラッキー、マグマラシ、キノココ、パルキアが習得不可に。 パルキア以外は進化すると習得可能となる。 インファイトのわざマシン化で格闘タイプでの採用理由は無くなっており 他タイプが役割破壊に使用するのみが採用理由。 しかしながら、環境にきあいパンチが有効な相手が少なく 強力なゴーストやフェアリーが多いというのが逆風。 対戦環境で見かけた際は驚くことだろう。 |
193「ウェザーボール」 | 天候変化に応じてタイプが変わるノーマル技。 タイプが変わる際は威力が倍となる。 特性ぼうだんによって防がれる技。 誰でも天候操作ができるダイマックス技が無くなったが 全天候技を習得したトルネロスが様々な天候を操るようになり SVでは天候が安定するとは言い難い状況に。 過去作から覚えるポケモンは大きく増えており すいすいやようりょくそといった天候に関わる特性を持ったポケモンが覚える傾向。 一方でヒポポタス、カバルドンが覚えられなくなった。 テラスタイプと天候を合わせればこれ以上ない奇襲となるため 上手く噛み合えば強力な技となるだろう。 |
194「グラススライダー」 | 使用者がグラスフィールドの効果を受けていると、優先度が+1になる草技。 性質上優先度+1で使うとグラスフィールドの効果で威力が1.3倍となる。 わざマシン化と共に威力70→55へ弱体化されている。 ただし、元々は先制技としては扱われていないためか グラスフィールド下でもテラスタルの最低威力60の補正対象となる。 覚えるポケモンは草タイプがメインで例外はミュウのみ。 一方でSVでは覚えられない草タイプが増えており 特にテクニシャンのキノガッサは覚えられなかったのは大きいだろう。 剣盾からはカジッチュが覚えられなくなっているが 進化系は3系統共に全て覚えられる。 メインとして使うのは引き続きグラスメイカーのゴリランダーとなるだろうが 他の草タイプに覚えさせるケースも多いようだ。 |
195「しっとのほのお」 | ターン中、相手の能力が上がっていた場合 相手を火傷状態にする追加効果が付与される炎技。 ダブルバトルでは相手全体を攻撃する技。 こだいかっせい/クォークチャージに反応しないのが痛く 追加効果なのでおんみつマントにも防がれると逆風が強い。 過去作から覚えるポケモンは増えており、剣盾で覚えなかったポケモンもチラホラ。 とはいえかえんほうしゃ等、別の炎技を覚えるポケモンが多く 炎技がしっとのほのおのみのポケモンは少ない。 一応ねっぷうと同じく相手全体攻撃ながら命中安定ではあるものの わざわざしっとのほのおを使うかと言われると微妙なところ。 おもかげやどし対策にも肝心のかまどのめんだと火傷しないと 扱いどころが難しい技となってしまった。 |
196「クイックターン」 | ダメージを与えた後に交代する珍しい性質を持つ水技。 水タイプの技の通りが良く、あまごいによる強化もできる点から威力60となっている。 水タイプには場作りし易いポケモンも多く、相性が良い技。 覚えるポケモンは水タイプが主ながら、半数以上が覚えず。 調整に気を使っているのはSVでも変わらないままとなった。 とはいえコダック、ハリーセン、インテレオン、サシカマス、コオリッポが剣盾から新習得。 すいすいを活かして上から使うも良し ステルスロックやあくびから下から使うも良しと 幅広い活躍が出来る技となるだろう。 |
197「ダブルウイング」 | 2回攻撃を行う飛行技。 追加効果も無く技としてはシンプルだが、ブレイブバードを覚えない飛行タイプにとっては そらをとぶやつばめがえし、テラバーストに頼らなくて良い貴重な技となる。 剣盾で覚えられたポケモンのうちカイリュー、ノコッチ、ミツハニー クワガノン、アブリー、モスノウが覚えられなくなった。 新たに覚えられるのは剣盾に居なかったポケモンのみであり やや露骨な調整が入る形となった。 実際カイリューが覚えていた場合、環境崩壊不可避だっただろう。 剣盾ではダイジェットの元技もあって大活躍した技だが 調整されたSVでは縁の下の力持ちで収まりそうだ。 |
198「ポルターガイスト」 | もちものを持った相手にのみダメージを与えられる高威力のゴースト技。 攻撃時に相手の持ち物が表示される。 剣盾ではもちものが無い相手でもダイホロウとして使えるのが強力だったが SVではもちものなし相手にダメージを与えるには別の技が必要に。 消費して対峙するブーストエナジー持ちに通らないという一点で評価が難しい技に。 覚えるポケモンはゴーストタイプがメインだが、ミミッキュやドラパルトが覚えないのは変わらず。 剣盾から新たに覚えたのはレイスポスのみとなった。 技自体は強力でジュペッタ、ソウブレイズ、アノホラグサと使いこなせる新習得ポケモンも多いが やはり対ブーストエナジーがカギとなりそうだ。 |
199「うっぷんばらし」 | ターン中自身の能力が下がっていた場合、威力が2倍になる悪技。 ダイマックスが無くなったことで能力ダウンの使い手は減ったが 追加効果で能力を下げる技は増えているため、機会はそれほど変わらず。 しかしSVでは能力ダウン対策として強力なクリアチャームが登場しており 能力ダウン対策としてはやや地位が下がっている。 幸い味方や自身の能力ダウンにも反応するため じならしやくだけるよろいと組み合わせる等 能動的に能力が下がる手段と併用したい。 |
200「スケイルショット」 | ドラゴンタイプの2-5回の連続攻撃技。 技の使用後に自身の防御を1段階下げ、素早さを1段階上げる効果がある。 デメリット効果がある為か、この効果はちからずくで無効化されない。 こちらもいかさまダイスで非常に扱いやすい技だが、SVでは使い手が少なく わざマシンとして復活を遂げた技となる。 剣盾で覚えられたポケモンのうち リザードン、インテレオン、カムカメ、カジリガメが覚えられなくなった。 新たに覚えられるのは剣盾に居なかったポケモンのみだが 環境的な調整というよりは設定面の調整といったところか。 また新習得ポケモンのうち、グライオンは進化前しか覚えられない設定ミスがある。 いかさまダイスを持つことで強力な単体打点としても扱え いかさまダイス無しでもニトロチャージ感覚で使えるのが心強い効果と言える。 ただし、命中不安とデメリットとして自身の防御が下がる点を忘れずに運用したい。 |
201「ミストバースト」 | 発動時に自身をひんしにして攻撃を行うフェアリー技。 使用者がミストフィールドの効果を受けていると、威力が上がる。 (ミストフィールドはフェアリー技への威力補正がかからない。) ダブルバトルでは自分以外を攻撃する全体攻撃。 特性しめりけが居ると防がれるのではなく技が失敗する。 じばくのフェアリー版と言える効果だが、威力が100と低く ミストフィールド下でようやく150と控えめな威力設定。 覚えるポケモンもかなり選定されており SVで新規に覚えたのはフラージェス、ラブトロス、サケブシッポと非常に少ない。 わざマシン化をもってしてもじばくやだいばくはつの方が使い手が多く 退場技として使うには不足要素が多い技と言える。 対戦環境で見た際は珍しいと言えるだろう。 |