シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

前編・碧の仮面の思う所

レギュレーションEへと移行しましたが、対戦環境には戻れておらず。
今回は特にやりたいことが思いつかないというのが実情ですね。

一方で3DSWiiUのオンライン終了が来年4月と告知されたため
散々引き伸ばしにしていた過去作からの転送を本格的に進行中。
(※ポケモンHOMEは来年4月以降も使用可能と告知あり)
コレクターとしてはボール親はともかく、リボン系も収集しておきたいですね。
ということで、1か月以上経過したので思う所シリーズ。
サブイベントも含めてネタバレ満載ですので、クリア後推奨です。


前編・碧の仮面の感想としては『色々と中途半端』となるでしょうか。
シナリオは作中で「後編に続く」と表記されたように
全体的に後編の顔見せ感が否めませんでした。
エモートやスマホカバー等の細かい部分での追加要素はありましたが
そこまで大きな要素とは言えませんでした。
わざマシンも全タイプ分追加され、鎧の孤島の教え技も含まれていましたが
歯抜け収録となっており、中途半端感が否めませんでした。

剣盾のDLCでは冠の雪原でガラルスタートーナメントも追加されたという経緯があるので
SVのDLCも後編・藍の円盤が本番と見るのが良さそうですね。
わざマシンに関しても後編・藍の円盤で新技登場が予告されているため
こちらも後編の予告と考えた方が良いかもしれません。

わざ
前編・碧の仮面で追加されたわざマシンは30種類。
全18タイプに+αといったラインナップで
先の通り鎧の孤島の教え技が歯抜けで収録。
ねっとうやダブルウイングを中心に覚えるポケモンの調整が入っており
環境に大きな影響がある技は多くない印象となりました。

半面ハッサムのむしくいやゴリランダーのグラススライダー等の
『特定のポケモンが覚えなくなった技』を再録するわざマシンが多く
ややピンポイントなわざマシンが少なくないかと思います。
この辺りはまたまとめておきたいですね。

前編・碧の仮面のアップデートの際に既存ポケモンの技にもテコ入れがあり
1.汎用技だけど覚えないポケモンが居たわざマシン
2.進化すると使えなくなるわざマシン
3.SVで廃止されたタマゴ技
4.一部のポケモンわざマシン
5.一部のポケモンの思いだし技
と結構な箇所に修正が入りました。

1はねごと、ねむる、みがわりが該当。
覚えないポケモンが一部に存在していたのが全て習得。
この3つに関してはわざマシンが使えるポケモンは全て使えるという扱いになるようです。
一方でからげんきは習得状況が変わらず、覚えないポケモンは覚えないまま。
剣盾からSVでマギアナが新習得を果たしていましたが、それ以外の過去作未習得ポケモンは未登場。
後編・藍の円盤にてからげんき未習得だったツツケラ系統の再登場が決まっていますが
習得有無について確認し、動向を探りたいところですね。

2は単純な設定ミスの修正。
進化でわざマシンが使えなくなるポケモンが一部に存在しましたが
今回のアップデートでパルデア図鑑のポケモンを中心に修正されました。
・・・追加ポケモンには設定ミスが残っており
リザードンのみねうち、連撃ウーラオスのメタルクロー
マグカルゴの10まんばりき、グライオンのスケイルショットが進化すると使えなくなるわざマシンに。
まだテコ入れが必要というのは覚えておきたいですね。

3はベトベター(A)、サボネアラブカスの全撤廃されたタマゴ技が復活。
こちらも単純な設定ミスの修正になるでしょう。
加えてイワンコのふいうち、オンバットのすりかえ、カリキリのばかぢからが復活。
この3体にとっては生命線だったタマゴ技が復活となりました。

4は個別のわざマシンが該当。
ドロンチ、ドラパルトがあやしいひかりを新習得。
ブースター、ヤトウモリ、エンニュートニトロチャージを再習得。
エンニュート、カジリガメがドラゴンテールを再習得。
こちらはギャラドスヤドキングハブネークは再習得せずでした。
ガーディ(H)がワイルドボルトを再習得。
過去作から覚えなくなった技は他にも多々ありますが
テコ入れが行われたのは4技のみでした。
また、本来習得不能ながらレイド産が習得していた
イエッサン♀のトリックルームわざマシン習得可能となりました。

5はラウドボーンに思いだし技としてあくびが追加。
『進化すると覚えなくなるレベル技』となっておりましたが
ラウドボーンに進化しても思いだせるようになりました。
しかしながら、キノガッサのキノコのほうしを始めとする
他の『進化すると覚えなくなるレベル技』に関しては解消に至らず。
まあこれはねばねばネットを始め、多すぎるという問題があるので仕方ないですね。

5はもう1つシンオウの準伝説に当たるユクシーエムリットアグノムの思いだし技も該当。
ポケモンHOMEを介して剣盾から覚えられなくなった技を持ち越せる不具合がありましたが
SVでこれを思いだし技にすることで仕様とする強引な調整となりました(
特性ふゆう故ワイドフォースが生かせないこともあり
実用的な技は正直無いものの、習得者が少ない技が沢山あるため
希少価値という面では悪くない技と言えそうです。

シナリオ
林間学校の名目で田舎を観光するという内容でした。
鎧の孤島は周囲が海でしたが、キタカミの里は山ということで
前作のDLC前編とは一転した光景となりましたね。

オーガポンを巡る物語ではあるんですが
先の通り、「後編に続く」シナリオ構成となっており
前編・碧の仮面のみを評価するのは難しいかなといったところ。
本編の謎だった部分は風呂敷を畳むどころか広げており
後編・藍の円盤での回収に期待したいって感じでしょうか。
ネームドキャラは全員後編・藍の円盤にも登場すると予告されているため
今回は顔見せといった面が強かったですね。

で、終わってしまうのも寂しいので後編・藍の円盤の予想でも。
冠の雪原のシナリオはSV本編のように3つに分かれており
全てをクリアすることでガラルスタートーナメント解放という流れでした。
(バドレックス、レジ、ガラル三鳥の3つ)
後編・藍の円盤でもこんな感じで3つに分かれるかな、と予想してみます。
(ブルベリーグ、旧伝説、テラパゴスみたいな?)
全てクリアすることでゼロエリアに突入し、ゼロの秘宝が明らかに・・・
みたいな展開だと本編とリンクが多くて面白いそうですね。

サブイベント
意外と充実していたサブイベント。
前編・碧の仮面のシナリオとは別で3つのサブイベントがあるんですが
軒並み報酬が美味しいというのが良くできていました。

なお、前編・碧の仮面のシナリオは本編シナリオの進行度に合わせて
道中のレベルが変動するという仕組みとなっておりますが
サブイベントは総じてレベル変動が無く、クリア後想定のレベルとなっております。
特性がんじょうを薬漬けにしたりと工夫次第でクリアは可能ながら
低レベルクリアは一種のやりこみ要素と言える高難度となっております。

1つ目は人探しイベント。
会社社長のセレブを探し回るサブイベントになります。
キタカミの里のみならず、パルデア地方にまで及ぶ上
目印の無いところに居るため探し辛くはあるんですが
幸いネットで調べて分かるのでそこまで難しくはないでしょう。

報酬はセレブということで換金アイテム。
売価は合計で100万円以上に及ぶため金額的にも大きく
本編クリア後の募金に回すためのイベントとなるでしょう。
スマホカバーやエモートも入手できるため
是非クリアしたいイベントと言えるでしょう。

2つ目は強敵トレーナー討伐イベント。
レベル75-77と学校最強大会よりも高いレベルの4体を使い
構築も技構成もガチで一部はもちものもある強敵となっております。
天候や壁等で場作りする点も踏まえるとBDSPの再戦ジムリーダーみたいな印象ですね。
7人を倒すと解放される8人目はレベル80と今作最大レベルのポケモン
それも特性そうだいしょうのドドゲザンを切り札に使うという強敵となっております。

報酬はバトル用アイテムで、店売り金額で合計50万円分以上の品物。
加えて全員に勝利すると非売品のとくせいパッチが貰えます。
セレブイベントより金額こそ少ないものの、有益なアイテムばかりの為
クリアしておくに越したことはないイベントと言えるでしょう。

3つ目はカメラを生かしたイベント。
写真家のサザレと共にカメラを撮るイベントですが
サザレや野生のポケモン、ボスとなるアカツキガチグマと
こちらもバトルが含まれるイベントとなります。

報酬はこだわりスカーフとガーディ(H)とイマイチながら
イベント中にゲットできるアカツキガチグマが目玉となるイベント。
ランクバトルでも強力なポケモンとなるため
このために周回プレイを行うほど重要なイベントと言えるでしょう。

サザレは専用BGMも用意されており
アカツキガチグマ周りではレジェンズのBGMが使われたりと
レジェンズに所縁があると言われているキャラクター。
後編・藍の円盤での登場も予告されているため
サブイベントか否かはさておき、活躍がありそうですね。

鬼退治フェス
ライドしての風船割りゲームとアクション要素のあるミニゲーム
ミニゲームとしては比較的普通で特に問題はないんですが
レジェンズにもありましたが、個人的にこの手のミニゲームが苦手な印象があります。
苦手意識もあり、ソロの難易度がちょっと高いかなと感じる部分がありました。

難点は追加アイテムの入手が軒並み鬼退治フェス限定という点ですね。
栄養ドリンクと同様の効果を持つもちはシナリオクリア後に少量貰え
追加の進化アイテムはマップ上に1つ落ちていますが
2つ目は鬼退治フェスでしか手に入れることができず。
追加のきのみに至っては完全な鬼退治フェス限定に。
本編ではほとんどの消費アイテムをお金で買えましたが
追加アイテムは鬼退治フェス限定というのが引っかかりました。
目玉となるのは努力値をリセットする『まっさらもち』になるんですが
中級以上でないと手に入らないというのもモヤっとしますね。

追加要素あれこれ
剣盾ではヨロイこうせきやらダイキノコと専用通貨に当たるアイテムが増えていましたが
SVではDLCに伴って専用通貨が増えることはありませんでした。
わざマシン作成に必要なポケモンの落とし物が若干増えはしましたが
これ自体はDLC前から予想通りだったので、まあって感じですかね。
一応田舎の個人商店の為、電子通貨のLP(リーグペイ)が使えないという仕様がありますが
何度か使おうとすると翌日に使えるようになるという現代的な小ネタになっていました(

追加要素で大きいのは服装の要素でしょうか。
碧の仮面に先駆けたDLCで『ニュー制服』が登場し
4種類しかなかった制服にパターンが増え
碧の仮面本編ではじんべえスタイルが追加され
クリア後には色違いも手に入るとベースの服装が増えました。
あいにくそれ以外の追加服装は手袋や靴等の細々したものですが
プレイヤー同士で差別化困難な程少なかった服装が
差別化可能な程度にはパターンが増えたのは良かったですね。

服装以外にも、髪型が追加されていたり
ロトリぼうにより自撮りの自由度が上がっていたり
エモートやスマホカバーの追加があったりと
カスタマイズ部分が増える形となりました。
後編・藍の円盤ではボール投げのフォームを変えられると予告があるため
この手のカスタマイズ部分は更に充実しそうですね。

BGMは相変わらず最高ですね。
フィールド曲と野生のポケモンがシームレスに繋がる仕組みは相変わらずですが
どちらも新曲となり、キタカミの里ならではの雰囲気となりました。
ライドで楽器が変わる仕様こそ無くなりましたが、十分ですね。
トレーナー戦に関しては本編の流用でしたが
ネームドキャラは固有のBGMがあり、2曲用意されたキャラクターも居ると大盤振舞。
もっこ、オーガポンとBGMが増え、レジェンズからの流用も含めると
戦闘曲が7曲と前編DLCとしては大きく増えました。
後編はネームドキャラも多く、フィールドも4つに分かれていますが
どこまで期待して良いのか悩ましくなりそうですね。

前編・碧の仮面以前のアップデートで解消された問題もありましたが
本編の思う所で気にしていた点が軒並み修正。
ボックス内でも技やリボンの操作を行えるようになったり
ボックス表示のグラフィック面が改善されました。
かなり痒い所ピンズドの修正だったので、要修正の声が多かったんでしょうね。

一方でバッグのUIは改善されず。
特に新アイテムのもちの種類順の収納位置が
ドーピングアイテム→ハネ→ミント→もちと同系統アイテムから離れた位置となっており
直感的に扱えないのがもどかしいところ。
進化アイテムも既存のアイテムに混ざっており、捜索が難しい問題が発生しており
バッグ周りのUIはまだまだ改善の余地がありそうです。

剣盾では鎧の孤島時点でサファリボール、コンペボールが登場しましたが
碧の仮面ではどちらも登場せず、コレクター的には残念でした。
育成的にも本格始動できず仕舞いとなってしまいました。