シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

SVわざマシン 覚え書き

恒例のわざリストのSV版。
わざマシン周りが大きく変わっているので、覚え書き。
HOME開通でポケモンが増えておりますが、パルデア図鑑基準で記載となります。
・・・というのをわざマシンリストの後に更新することになってしまいました(


SVに登場する技
剣盾から廃止技が追加されましたが、SVでもこの仕様は続投。
めざめるパワーやおんがえしといった一部のわざは扱えないままとなりました。
HOME転送ポケモンは後述の仕様により廃止技を覚えていることは無く
SVで覚える術が無い為、廃止技自体を覚えていることは無くなりました。
鎧の孤島の教え技等、「データはあるけど覚えるポケモンが居ない技」がかなり多く
廃止技なのか、覚えるポケモンが居ないのかが区別できないという問題も。
いずれにしてもDLCで追加の余地があり、一概に出ないと言い切れないのが現状です。

ラスタル
ラスタルポケモンのタイプを単タイプに変えるという効果。
ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ及びキョダイマックスと
一部に例外があったダイマックスとは異なり
全てのポケモンが同じ仕様で使えるという効果となりました。

ラスタルした場合も元タイプの技はタイプ一致の扱い。
ゴースト・フェアリーのハバタクカミが水タイプにテラスタルしても
シャドーボールマジカルシャインにはタイプ一致の補正が乗る仕様。
もちろん水タイプのテラバーストにもタイプ一致補正が乗り、3タイプがタイプ一致となります。

一方でハバタクカミがフェアリータイプにテラスタルした場合
フェアリータイプの一致倍率がてきおうりょくと同じ2.0倍となります。
てきおうりょくでテラスタイプ一致は2.25倍)
一方でゴーストタイプは1.5倍のまま、他にタイプ一致が乗るタイプは無い状態に。
タイプ不一致のテラスタルは耐性を変えて防御面で優れており
タイプ一致テラスタルは攻撃的なテラスタルと言えるでしょう。

一方でタイプの性質はテラスタイプにのみ順ずる仕様。
元タイプが炎でも水タイプにテラスタルすれば火傷になるし
元タイプがゴーストでも鋼タイプにテラスタルすればバインド技で交代できなくなります。
変わったところではタイプ一致は元タイプを参照しますが
元タイプが毒から飛行タイプにテラスタルするとどくどくが必中ではなくなったり
氷タイプから水タイプにテラスタルするとぜったいれいどの命中が20へ下がります。
攻撃面では複数のタイプ一致で扱いことが出来る反面
防御面では1つのタイプとなる点に気を払いたいですね。

テラスタイプについては、基本的には自身のタイプと同じタイプ一致のテラスタル
SVにおいては入手時点のテラスタイプはタイプ1かタイプ2のどちらかランダムとなります。
あくまで入手時点のタイプとなるため、入手が進化前限定となる
御三家やコレクレー等はタイプ1でのみ入手が可能となります。
ポケモンHOMEから転送したポケモンのテラスタイプはタイプ1で固定。
例外的にノーマル・飛行タイプはタイプ2の飛行タイプのテラスタイプとなるようです。
タイプ1が変わるガチグマ等はSVに転送するタイミングでテラスタイプが変わるポケモンとなります。

不一致テラスタルは一部のポケモンが野生にて固定シンボル出現があるものの
基本的にはテラレイドバトルでの入手がメインとなります。
狙いのポケモンで狙いのタイプのポケモンとなると
かなりの日数がかかり、揃えるのも一苦労となります。
攻撃や素早さ等の個体値0での厳選は困難となり
剣盾の初期におけるキョダイマックス厳選のような難しさがあります。

幸いSVでは初期からテラスタイプを変えることができ
SVで出現しないポケモンもテラスタイプを変えることが可能に。
ただし、テラピース50個と対価が非常にキツく
頻繁にテラスタイプの変更を行う、というのが難しいのが現状です。

ラスタル時にはテラスタイプと同じタイプの低威力技は威力60に補正されるという仕様があり
このは、ひのこ、みずでっぽうといった初期技や
アシッドボム、ほっぺすりすり、ほのおのうずといった効果メインの技も
テラスタイプを一致させると威力60で扱うことができます。
初期技はテラバーストの方が威力が出るため候補になりませんが
効果メインの技でも威力を出す方法があるのは把握しておきたいです。

ただし、先制技と連続技は効果の対象外。
流石にアクアジェットこおりのつぶてを威力60に引き上げることもできず
タネマシンガンで60×5回攻撃、なんてことはできません。
これを踏まえると、威力補正をかけられる実用的な技は
そこまで候補がないというのが実情だったりします。

わざマシンマシン
SVにおけるわざマシンは全て使い切りのものに。
その分わざマシンは自分で作るという仕様になりました。
材料は野生のポケモンが落とす「ポケモンのおとしもの」と
円と同じ感覚で使える電子通貨「LP(リーグペイ)」で作成可能。
LPは感覚としては剣盾の「W(ワット)」と同じで
主にテラレイドバトルの結晶を調べることで入手できますが
これまでBPを貰えていたランクバトルやHOMEポイントとの引き換えでも入手できるため
Wより格段に集めやすい通貨と言えるでしょう。
反面店でも使えるからとガンガンLPを使って
いざわざマシンを作ろうとしたら足りない、という事態は避けたいところ。

わざマシンは基本的には「スターダスト★ストリート」を進めることで
作成できるわざマシンが増えていくという仕組み。
一方でジムリーダーから貰えるわざマシン
1度入手しないと作成できないわざマシンがいくつか存在しています。
材料である「ポケモンのおとしもの」はレッツゴーで倒すだけでも手に入り
食事によってタイプ別の出現率を上げることもできるので
一部のポケモンを除いて『使う時に集める』で問題は無い仕様となっております。

とはいえ、育成後にわざマシンが無くてポケモンを倒しに行くというのは面倒なので
努力値振りの際に「ポケモンのおとしもの」を集めておく等
日頃からわざマシンマシンの使用に困らない準備をしておきたいところ。
ちなみにレッツゴーでは努力値が入らないため
努力値振りは戦闘に入る必要があります。
加えてバージョン限定ポケモンの「ポケモンのおとしもの」はわざマシン作成に必要が無く
パラドックスポケモンは「ポケモンのおとしもの」が設定されてない点は留意しておきたいです。

そのわざマシンの種類に関して
剣盾では何度でも使えるわざマシン100種と
使い捨てのわざレコード100種+教え技とありましたが
SVでは使い捨てのわざマシン171種のみで教え技が消失。
誓い技や究極技、りゅうせいぐん、てっていこうせんもわざマシン入りしたため
剣盾初期環境からは40種弱、鎧の孤島の教え技も加味すると60種弱が減る形となりました。

わざマシンマシンの性質を踏まえると
ポケモンの種類が増えれば作れるわざマシンも増えるため
DLCわざマシンが追加、というのは想像しやすいかと思います。
PVで使われた技が廃止技では、という予想もあるので
わざマシンに復帰する技の登場なんてこともありそうです。

タマゴわざ
剣盾で後付けが可能になったタマゴ技ですが
SVでは新アイテム「ものまねハーブ」を持たせることで
タマゴグループが異なるポケモンからもタマゴ技を後付けできるようになりました。
登場ポケモンが限られており、遺伝ルートの構築が困難であるため
制作側としても救済策と言える手段となりました。
これにより、♂のみのポケモンや性別不明のポケモンにもタマゴ技が設定されるように。

一方で剣盾でテコが入ったレベル技の思いだしが
石進化のレベル技は据置ながら、キノガッサのキノコのほうし等
進化前限定技がいくつか残る形となってしまいました。
幸いレベル技の両親遺伝で思いだしが可能ながら
孵化で一工夫しなければ取り返しが付かなくなるのが難点ですね。

ポケモンHOMEの仕様変更
剣盾ではレギュレーションマークを付けなければ過去作技を維持できましたが
BDSP以降はソフト毎にレベル技で上書きされるという処理となりました。
バグで技を変えたポケモンを他作品に転送するの嫌ったというのもありそうですが
SVではとくせいパッチで隠れ特性を通常特性に変更できるようになったので
解禁次第ではノーガードじわれカイリキーが誕生するという問題に事前対処といったところでしょうか。
過去作技を用いてアレコレしてきた身としては少し残念ではありますが
いつかは区切らないといけない部分だったとは思っております。

HOME転送ポケモンは思いだし技も初期化されるため
過去作でレベル技を両親遺伝で思いだし可能にしても
進化させて送ると進化前限定技が消失するという事態が発生。
昔使っていたキノガッサをSVに送っても
キノコのほうしを覚えることができないというのが非常に痛いです。
SVではこの手の「進化すると覚えられない技」が結構多く
一部はわざマシンも該当するため
HOME転送を行う際は気を払いたいです。

この仕様で地味な影響を受けるのが配布ポケモン限定技。
具体的にはおいわい、てかげん、てをつなぐ、ハッピータイムですね。
これらの技は自力習得できるポケモンが居らず
過去作から送るとレベル技に上書きされるため
SV以外での配布限定技はSVでは使えないという点があります。
おいわい、てをつなぐは効果のない技なので影響こそないですが
金策用のハッピータイムはDLC特典のゾロアーク(H)以外では使えないし
捕獲用のてかげんは現状使えるポケモンが一切居ないという状況。
過去作配布が使えなくなった以上、この辺りにもテコ入れが欲しいところですね。

特性について
新特性で「音の技」のように新たな分類が追加されたので紹介。
まずは「かぜのり」「ふうりょくでんき」に対応する「風のわざ」

「かぜのり」は「風のわざ」を無効化して攻撃が1段階上がる効果。
そうしょくの対応する技が「風のわざ」に変わったと言える効果ですね。
「ふうりょくでんき」は技を受けた後に充電状態になる効果。
こちらは技の効果を受けた後の発動でせいぎのこころの「風のわざ」版と言えるでしょうか。
能動的に発動できるのはおいかぜ(と、味方のはなふぶき)のみですが
対戦環境でも良く見る技が多いので、発動機会は多くなりそうです。

もう1つは「きれあじ」に対応する「切る技」
こちらは対応する技の威力を1.5倍にするという効果で
威力70の急所技を中心に対応する技が多いので、強力な特性に。
「きれあじ」のポケモンは「切る技」も込みで調整されているので
同じ効果のがんじょうあご以上に活躍の機会は多くなりそうです。

特性関連ではもう1つ、フィールド特性のほとんどが廃止となりました。
フィールド効果が残ったのはタマゴの孵化歩数を半減する効果と
ものひろい、みつあつめの3種のみがフィールドで発動する効果に。
元はフィールド効果しかなかったあくしゅうも、ひるみの効果のみとなりました。
(剣盾でもフィールド効果しかなかったはっこうは、SV未登場)

一方で、サイドウイッチ等の食事パワーで特定タイプの出現率を上げることができるように。
剣盾でいくつかのタイプの出現率を上げる特性が増えましたが
これらを用いなくても全タイプ出現率を上げることが出来るように。
タマゴわざの仕様変更でメロメロボディの必要性も薄くなり
ミントの登場でシンクロの必要性も薄くなり
野生のポケモンのもちものも、欲しいアイテムはでんきだまぐらいなので
ふくがん、きょううんの必要性も薄くなりました。
フィールド特性の廃止が相次ぎましたが、代替策が揃っているのと
元よりマニアックな要素過ぎたという事もあってか
そこまでの影響は無いと言って良さそうです。



参考文献等
各技リストの参考文献をこちらにまとめておきます。

ポケモン徹底攻略より全わざマシン入手場所他多数
いつもお世話になっている大手サイト。わざマシンのリストから各技の習得ポケモンに飛べるのが便利でした。

ポケモンWikiより各わざの頁
こちらもいつもお世話になっているサイト。習得ポケモンがそろっている技は少ないですが、技の効果等でお世話になりました。

つのぽけよりオーバーレベルわざまとめ
進化前限定技についてはこちらから。ポケ徹で補完しきれなかったので助かりました。