シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

フィールドで発動する特性

ポケモンの特性はほとんどが戦闘中に効果を発揮しますが
一部はフィールド中に効果を発揮する特性が存在します。
シンクロなど古くから効果のある特性がほとんどではありますが
剣盾から新たに追加されたフィールド効果があったり
セキタンザンやマルヤクデと全特性フィールド効果持ちのポケモンも登場。
フィールド効果の認知度に低さも感じている為、まとめてみました。

フィールド特性のルール

フィールドで発動する特性の性質として
出現時に1つしか適用することが出来ないというものがあります。
シンボルエンカウント』のポケモンは出現した時点でステータスや所持アイテムの有無が確定。
出現した状態でセーブするとそれらのデータもセーブされることになります。
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↑♂♀のポケモンの違いも出現の時点で反映されています

よってせいでんきを先頭にして出現したピカチュウに対し
ふくがんを先頭にして接触したとしてもでんきだまを持っている確率は通常の5%となります。
ランダムエンカウント』はそもそも適用のタイミングが1回しかないので問題ないでしょう。

ただし、草むら以外で出現する『固定シンボル』のポケモンには例外があり
必ずアイテムを所持していないという仕様があります。
カビゴンラプラスダストダス等所持率の高いポケモンが居ますが
何度やっても『固定シンボル』は絶対にアイテムを所持していません。
『固定シンボル』のポケモンのアイテムを狙わないよう気を付けたいです。

出現率に関わる特性

剣盾ではこれまでの作品とエンカウント方式が大きく変更に。
ピカブイのように草むら等からポケモンが登場する『シンボルエンカウント』と
草むらの『!』マークに触れてポケモンと遭遇する従来に近い『ランダムエンカウント』の2種類が存在。
シンボルエンカウント』と『ランダムエンカウント』で出現テーブルが大きく異なるのが最大の特徴ですね。

反面システムが変わったこともあって出現率に関わる効果が変更。
特にむしよけスプレーが顕著で『シンボルエンカウント』には影響が無く
ランダムエンカウント』の『!』の出現に関わる効果に。
通常時で『ランダムエンカウント』の頻度は十分高く
減らしたところで『シンボルエンカウント』は変わらないので
イマイチ使いどころが難しい特性となってしまいました。

特性対応ポケモン備考
ありじごくディグダ ダグトリオ ナックラー
ノーガードワンリキー ゴーリキー カイリキー カブルモ ゴビット
ゴルーグ ヒトツキ ニダンギル
はっこうチョンチー ランターン ネマシュ マシェード戦闘時の効果がない数少ない特性
はりきりトゲピー トゲチック サニーゴ(原種) テッポウオ デリバード
ミツハニー ダルマッカ(原種) ダルマッカ(G) ワシボン アイアント
モノズ ジヘッド アップリュー パッチラゴン
出現ポケモンのレベルが最大レベルになりやすい効果も持つ
プレッシャーミュウツー ホエルコ ホエルオー サマヨール ビークイン
マニューラノワール コマタナ キリキザン キュレム
アーマーガア ムゲンダイナ
出現ポケモンのレベルが最大レベルになりやすい効果も持つ
やるきバリヤード(G) デリバード バルキー出現ポケモンのレベルが最大レベルになりやすい効果も持つ
戦闘時の効果が同じふみんにはこの効果は無い。
先述の通りランダムエンカウント』の出現率がアップする効果。
発生までの歩数が1歩2歩減る程度で正直効果を実感できないレベル。
逆に言えばこれらのポケモンを先頭においても大した影響がないとも言えます。

一部には『出現レベルが最大になりやすい』効果が付与。
しかしシナリオ中は捕獲レベル上限に抵触するケースが増え
クリア後のワイルドエリアはレベル60で統一と使いどころが難しいです。
なお、剣盾には同様の効果を持つしろいビードロは登場していません。

特性対応ポケモン備考
あくしゅうクサイハナ ドガース マタドガス(原種) スカンプー スカタンク
ヤブクロン ダストダス
いかくガーディ ウインディ ギャラドス ハリーセン カポエラー
クチート ズルッグ ズルズキン ニャビー ニャヒート
ガオガエン
出現ポケモンのレベルが最低レベルになりやすい効果も持つ
しろいけむりコータス クイタラン ヤクデ マルヤクデ
すながくれディグダ(原種) ディグダ(A) ダグトリオ(原種) ダグトリオ(A) ヨーギラス
マッギョ(原種) エリキテル エレザード スナヘビ サダイジャ
天候が砂嵐の時のみ有効
するどいめカモネギ(原種) エビワラー ホーホー ヨルノズク ニューラ
キャモメ ペリッパー ヤミラミ スカンプー スカタンク
スコルピ ドラピオン ワシボン ウォーグル ニャスパー
ニャオニクス ココガラ アオガラス
出現ポケモンのレベルが最低レベルになりやすい効果も持つ
はやあしサンダース ジグザグマ(原種) ジグザグマ(G) マッスグマ(原種) マッスグマ(G)剣盾では隠れ特性のみ
ゆきがくれロコン(A) キュウコン(A) ウリムー イノムー グレイシア
マンムー ユキメノコ バニプッチ バニリッチ クマシュン
ツンベアー
天候が雪/吹雪の時のみ有効
こちらもランダムエンカウント』の出現率が下がるのみの効果。
一応減る実感はあるものの、最も多い『シンボルエンカウント』は変わらず。
USUMまではエンカウントを避ける目的で採用の余地がありましたが
今作では別段意識しなくて良い特性となってしまいました。

一部に付いていた効果は『出現レベルが最低になりやすい効果』に変わった模様。
シナリオ中の捕獲レベル上限にかかりにくいというメリットはあるものの
この表を見ている人はまずクリア後なので正直意味が無いですね(

特性ではないですが、むしよけスプレーやきよめのおふだの効果も『ランダムエンカウント』のみに。
きよめのおふだは特性と効果が重複するにしてもしないにしても『シンボルエンカウント』には影響なし。
正直今作では使いどころがほぼ無くなってしまいました。

特性対応ポケモン備考
きゅうばんオクタン マーイーカ カラマネロ
ねんちゃくカラナクシ トリトドン ヤブクロン アギルダー

釣りが行える『釣りスポット』の出現率が上がる効果。
こちらも発生するまでの歩数が1歩2歩減るぐらいで実感はイマイチ。
剣盾ではアワセも1回でポケモン以外が釣れることが無くなったため
これまでのポケモンが釣れやすい効果は薄れてしまいました。

オーラは釣りのみルールが異なり、連続釣りで発生確率上昇となります。
(釣りスポット自体にオーラが付与される形)
しかし釣り失敗や捕獲で確率上昇が途切れてしまう為、色狙いは困難。
幸い釣れるほとんどのポケモンシンボルエンカウントが存在する為
色狙いはそちらで行うことになりそうです。

一方で釣り上げたポケモンに専用の証が存在する為
証狙いで釣りを行うケースは出てくることになります。
いずれにしてもきゅうばんやねんちゃくを使うよりも
シンクロやメロメロボディで性格や性別を合わせに行ったっほうが建設的ですね。

出現ポケモンに関わる特性

これまでせいでんきやじりょくで特定タイプのポケモンを引き寄せることができましたが
剣盾では対象特性が増えて引き寄せられる特定タイプが増加。
オーラ狙いや証狙いで乱獲するケースがある為、覚えておくと便利な特性です。
反面一部は所持ポケモンが非常に少ない為、狙わないとまず特性の効果を発揮できません。

シンボルエンカウント』の場合はシンボルに特定タイプが発生し易く
ランダムエンカウント』の場合は遭遇時に特定タイプが選出され易くなります。
出現率が低いポケモンを狙う際に使うと効果的と言えるでしょう。
(出現率が10%以下とされているポケモンを「出現率が低い」と表現しています。)
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↑出現率1%と言われるダダリンもこんなに出現

特性対応ポケモン備考
しゅうかくボクレー オーロット隠れ特性のみ

草タイプのポケモンと遭遇し易くなる効果が剣盾から追加に。
テッシードダダリンと出現率が低いポケモンが存在する為、有効活用できます。
この2種は通常特性がメインとなるため、オーラや証狙いがし易いです。
反面それ以外は元々出現率が高いポケモンがほとんどとなり
ランダムエンカウントのみのカジッチュが狙えるぐらいとなります。
最大の難点はしゅうかくが隠れ特性しか存在しない点ですね。

特性対応ポケモン備考
もらいびロコン キュウコン ガーディ ウインディ ポニータ(原種)
ギャロップ(原種) ブースター ヒトモシ ランプラー シャンデラ
クイタラン タンドン トロッゴン セキタンザン ヤクデ
マルヤクデ

こちらは炎タイプのポケモンと遭遇し易くなる効果で同じく剣盾初登場。
コータスクイタランバクガメス(剣のみ)、ヤクデ等
レア出現のポケモンが多く非常に役に立つ特性となります。
炎タイプは通常特性で使うポケモンが多い為、オーラや証狙いでの運用も十分視野。
ちなみにコータスクイタランは盾だと出現率が高いポケモン
バクガメスも加味すると剣で是非とも用意したい特性となります。
なお、バクガメスはレベル60時だいばくはつを覚えている点に注意。
もらいびに加えてしめりけの用意も必要となります。

特性対応ポケモン備考
よびみずカラナクシ トリトドン マラカッチ

水タイプのポケモンと遭遇し易くなる効果。
こちらも剣盾から追加された効果で御三家の3タイプが揃いました。
しかし、水上や釣りでの出現はほぼ全て水タイプとなる為
特定のポケモンの出現率向上には使えないのが難点。
草むら出現の水タイプも出現率が高めとなっている為
イマイチ恩恵にあやかれないのがもどかしいところ。
ワイルドエリアにおけるウッウ狙い等、ピンポイント運用となりそうです。

特性対応ポケモン備考
せいでんきピカチュウ ライチュウ(原種) ピチュー ラクライ ライボルト
マッギョ(原種) エレズン パッチルドン
ひらいしんピカチュウ ライチュウ(原種) トサキント アズマオウ ピチュー
ラクライ ライボルト ドサイドン トゲデマル バチンウニ

電気タイプのポケモンと遭遇し易くなる効果。
元々フィールド効果のあったせいでんきに加え
剣盾ではひらいしんにも引き寄せ効果が追加されました。
ピカチュウ(特に盾)、ロトム、バチンウニ、モルペコと出現率が低いポケモンが多く
隠れ特性のないロトムとモルペコはオーラや証を狙える恰好のポケモンとなります。
特にひらいしんは電気技を無効化できるため非常に効率良く乱獲出来ますね。

特性対応ポケモン備考
じりょくメルタン

鋼タイプのポケモンと遭遇し易くなる効果。
現状じりょく持ちが幻のポケモンであるメルタンしか居ないという大きな大きな難点を抱えています。
メルタンはポケモンGOとピカブイとポケモンHOMEが必要と非常に敷居の高いポケモン
全部揃っていれば配れる程度には集まるので、揃え難い場合は人脈を使いたいところ。
なお、メルメタルの特性はてつのこぶしで鋼タイプを引き寄せる効果はありません。

テッシード、ゾウドウ、ジュラルドンと対応するポケモンも多く
盾の場合アイアントの出現率も低い為、じりょくで引き寄せたいポケモンとなります。
通常特性運用しやすいポケモンが多く、活躍の場が広い特性だけに
入手の敷居が高いというのが悩ましいところです。

特性対応ポケモン備考
メロメロボディピッピ ピクシー ピィ ミロカロス チラーミィ
チラチーノ ニンフィア ヌイコグマ
異性のポケモンと遭遇し易くなる効果。
タマゴ技の遺伝元の捕獲段階で使うと便利ですね。
ビークインエルレイド、ユキメノコエンニュートと進化できる性別が決まっているポケモンも居るので
その辺りのポケモンを捕まえる際にも役立つでしょうか。
居れば役に立つ特性ですが、異性が確定で出る訳ではない点は覚えておきたいところ。

特性対応ポケモン備考
シンクロミュウ ネイティ ネイティオ エーフィ ブラッキー
ラルトス キルリア サーナイト ムンナ ムシャーナ
リグレー オーベム イエッサン
同じ性格のポケモンと遭遇し易くなる効果。
剣盾では化石系やタイプ:ヌルの受け取り系のイベントや
伝説のポケモン相手に効果を発揮しないという残念な状況に。
先述の通りマックスレイドバトルでも発揮されないので、野生のポケモンにしか適用されません。
それでもタマゴ作りの際にはお世話になる特性で
全性格揃えておいて損することは無いので用意しておきたいところ。
ちなみにワイルドエリアの野生のポケモンに対しては確定で発動するようになったようです。

特性対応ポケモン備考
ふくがんバタフリー ツチニン バチュル デンチュラ サッチムシ
レドーム
きょううんトゲピー トゲチック トゲキッス マメパト ハトーボー
ケンホロウ
アイテムを持ったポケモンと遭遇し易くなる効果。
これまではふくがんのみでしたが、剣盾できょううんが追加されました
ただしトゲキッスケンホロウもどろぼうを覚えず
トゲキッスが旧作教え技でほしがるを覚えるのみで実用性はイマイチ。
これまでと変わらずバタフリーデンチュラにどろぼうを覚えさせる運用法になりそうです。
なお、草むら以外で出現するタイプの『固定シンボル』のポケモン
アイテムを所持していないという隠れた仕様がある為、狙えないのが難点。

特性対応ポケモン備考
じょうききかんタンドン トロッゴン セキタンザン
ほのおのからだポニータ(原種) ギャロップ(原種) ヒトモシ ランプラー シャンデラ
トロッゴン セキタンザン ヤクデ マルヤクデ
(マグマのよろい) 剣盾では不在
手持ちのタマゴが早く孵るようになる効果。
この特性は先頭以外でも発動しますが、2体以上でも効果は重複しません。
孵化のお供ながら、定番だったウルガモスファイアローが不在。
どのポケモンを使うかという部分も個性が出て面白いですね。

特性対応ポケモン備考
ものひろいニャース(原種) ニャース(A) ニャース(G) ジグザグマ(原種) ジグザグマ(G)
マッスグマ(原種) マッスグマ(G) ゴンベ ホルビー ホルード
バケッチャ パンプジン

持ち物を持っていない場合、10%の確率で戦闘後アイテムを拾ってくる効果。
拾うアイテムはレベルに応じて変わり、高いほど良いアイテムが手に入ります。
手持ちの先頭以外でも効果が発動し、こちらは2体以上同時に発動する可能性があります。
剣盾では入手できるアイテムが倍近くまで増えているものの
ほとんどが換金アイテムでイマイチ美味しくないのが実情
ハーブ系やあかいいとといった対戦向きのアイテムもあるものの
BP交換可能なアイテムばかりなので実用性が低いです。
トーナメント周回やバトルタワー攻略時に手持ちに入れて収集程度なら良いんですが
ものひろいパーティで本格収集、というのは向かない内容となりました。

特性対応ポケモン備考
みつあつめミツハニー アブリー アブリボン戦闘時の効果がない数少ない特性

持ち物を持っていない場合、レベルの応じた確率であまいミツを拾ってくる効果。
入手確率は最低で5%、最大で50%となります。
ものひろいと同様に先頭以外でも効果が発動し、同時発動の可能性があります。
しかしながら剣盾ではあまいミツの効果が無くなり、安価な換金アイテムに。
売価450円にしかならないので、ものひろいの方が実入りが良いと言える状況に。
戦闘での効果も無く、ほぼ無意味な特性となってしまいました。



参考文献等
ポケモン徹底攻略よりマップと出現ポケモン他多数
いつもお世話になっている大手サイト。出現率もこちらを参考にしました。
ポケモンWikiより各特性の頁
こちらもいつもお世話になっているサイト。ポケ徹と合わせて特性のフィールド効果の情報を重点的に。