シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

ポケモンマスターズのココがスゴい!

ポケモンマスターズが配信開始して1週間となりました。
初期プレイヤーの視点から良いところを挙げてプレイヤーを増やそうと試みます(


人気キャラだけじゃないニッチな人選
ポケモンマスターズには本編のキャラクターが沢山登場します。
初期は人気のジムリーダーばかりを選んでも構わないところなんですが
このゲーム平気でフロンティアブレーンとか穀物組とか実装しています(
穀物組:DPtに登場した同行型のキャラクター。モミ、ミル、ゲン、マイ、バクをまとめた俗称)
それ自体はPVで予告していた事ではありますが
Emのフロンティアブレーンを初期から実装するというのが驚きでした。
何よりSMにも登場して設定も多いリラ辺りではなく
設定面が一番面倒であろうダツラのみを実装したあたり狂気すら感じます(
(バトルファクトリーの長。手持ちポケモンがランダム故設定が無い)
その分人気キャラは残っているということで今後の目玉になりそうです。

キーキャラクターばかりが目立ちますが、一般キャラクターも充実。
パターンは少ないものの全員ボイスが付いており、バディーズわざの演出もあります。
一部は本編からの出典でミニスカートがFRLG準拠だったりとこちらも結構ニッチ。
本編同様キーキャラクターはボス担当で一般キャラクターのが出番は多いので
ここがしっかりしていると遊び甲斐がありますね。
ちなみに役職こそは本編の流用ですが半数程はポケマスのオリジナルデザイン。
総じて良いデザインなので一般キャラクターにも注目ですね。

飽きないやりとり
ポケモンマスターズも本編と同じく主人公が喋りません。
しかしその分BW2の主人公であるメイが主人公の代わりに喋ります。
その後もキャラクターが加入する度に進行役を代えて進みます。
本編の設定がしっかりと活かされており、各キャラクターが活き活きしたやりとりを見せます。
設定が大きく変わっていたりするアニメのイメージを引き摺っていないので
アニメを基準にするとやや違和感があるでしょうか。
(女好き設定がピカブイにも反映されたタケシが顕著)

キャラクターも次々登場し、それぞれの掛け合いや関係性も楽しいです。
序盤はやや偏りがありますが、各地方万遍なく登場するので遊んでいて飽きませんね。
キャラクター単独のエピソードもあり、掘り下げとしては十分と言えそうです。

細かすぎる本編ネタ
メイがポケウッドで女優デビューしている設定はもちろん
アカネのSM発言も健在とネタがいちいち細かいです。
一般キャラ同士の会話に「カイリューはかいこうせん」の件が出てきたりと
ヘビーユーザーにしか通じないような細かいネタも拾ってきます(
キャラクターのボイスにも本編の台詞が割り当てられたりと
とにかく本編のネタを細かいところまで拾っています。

豊富すぎる戦闘BGM
戦闘時のBGMは本編と同様ボス戦時に通常と異なるBGMが流れます。
このBGMは本編のフレーズを混ぜたアレンジになっているんですが
世代別どころか役職ごとにBGMが変わるという恐ろしい仕様。
初代と第二世代はジムリーダーと四天王のBGMが元々同じですが
第三世代以降の四天王もBGMが変わるという凝りようです。
元々キーを変えただけのDPtのジムリーダーと四天王は
それぞれアレンジの異なる曲として登場と凝りすぎも良いところです(
専用BGM持ちながら流れない例もいくつかあるんですが
最初期から15曲越えは豊富過ぎるというしかないですね。

ポケモンマスターズのココが悪い!
良いところばかり挙げてますが、悪い部分もチラホラ見えています。
褒めちぎるだけではなく悪いところは悪いとしっかり指摘しておきましょう。

戦略性のないゲーム性
ゲーム性としては褒められたものではないですね。
チャゲーらしく強キャラがレアキャラに寄るのは良いんですが
敵は状態変化や状態異常のいわゆるデバフにどんどん耐性が付く為
これらを駆使するテクニックロールがどんどん機能しなくなります。
エンドコンテンツに当たるマルチプレイのEXでは
デバフ無効となり、機能停止してしまいます。
3つのロールを設定して1つが機能しなくなるというのはいかがなものでしょうか。
まあスマホゲーなのでアプデで改善の余地はあるんですが
初期のゲーム面は正直大分質が悪いと言わざるを得ませんね。

やや軽視されているポケモン部分
トレーナー側の再現度は高いんですが、ポケモン側は棒立ちバトル。
まあ本編が棒立ちバトルなのでこれは置いておきましょう。
進化に関してが厄介でシナリオや本編の都合で進化前を持っているトレーナーが居ます。
その進化に必要なアイテムに鬼のような稼ぎが必要だったり
進化自体が設定されてなかったりで一部キャラクターが締まりません。
能力値的にはさほど影響しませんが、シナリオ中盤以降は最終進化ばかり。
せっかくトレーナーが映えても進化前ポケモンでは、という部分は否めません。
本編では覚えないわざを使ってくるポケモンが居たりして
ポケモンの扱いが軽視されていると思わずにはいられません。

立ちはだかるスマホゲー特有要素
スマホゲーならではの要素が色濃く出ているのも特徴。
本編シナリオはそこそこレベルを上げればクリアできるんですが
その後に行うことが軒並みマルチプレイに集約。
マルチプレイを行わないと全メニュー解禁も出来ない上
レベル限界の突破も不可能とマルチプレイを強要されます。
そしてマルチプレイがある以上人権キャラ問題が発生し
皆同じようなプレイスタイルを強要されてしまいます。
キャラクターを楽しむはずのゲームがこうなってしまっては・・・

一方でスマホゲーの定番であるスタミナの精度はなし。
時間を費やせば費やしただけプレイできてしまいます。
良くも悪くもな部分ではありますが、触れておきました(


総じて
キャラクタービジネスとしては文句なし。
まだまだ人気キャラクターは残っているので盛り上がる余地は残っています。
追加キャラに付与する形でBGMの追加にも期待出来そうな所。
実際グリーンのイベントで『ラストバトル(VSライバル)』のアレンジが登場。
早くも戦闘BGM20曲に手が届くところまで集まりました。

反面ゲーム性がイマイチで長く楽しめるかが危ういところ。
スマホゲーらしいと言えばそれまでなんですが、周回プレイも必要で
作業感を払しょくできないのが難しいところ。
ロール格差が大きく、ガチャがそれを加速させているのも現状。
長く続けていくにはこの辺りの再調整が求められそうです。