シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

伝説、幻のポケモンを振り返る 第四世代編

動きが無かったUSUM環境ですが
ポケモンバンクにてヤレユータンナゲツケサル隠れ特性が解禁に。
ここしばらく公式のアプローチが無いなと思ってましたが
WCS2019のムーン・シリーズ終了と同時というのは分かってるなと感じますね。
メガシンカゲンシカイキ、ウルトラバーストと主力ポケモンはアイテム固定なので
ウルトラ・シリーズで活躍させるのは難しいというのが実情で
ダブルレートで大暴れするようならソード/シールドでは調整が入るし
イマイチならそのまま変わらず、と考えるとなかなか良く出来たタイミングです。

と、既出の情報でUSUMの話をして本題(
伝説、幻のポケモンの企画は第八世代を先に消化しましたが
今回は戻って第四世代の話。
数がどんどん増えるので文面もどんどん増えていきます。

第四世代
GBAからDSにハードを変えた世代。
ダブルスロットを用いることで一方通行ながら世代を跨いで送れるように。
Wi-Fi通信など技術的な革新が進んだ世代でした。
一方伝説、幻のポケモンに関しては
第三世代で大きく変わった傾向をそのまま引き継ぐ形となった第四世代。
伝説、幻のポケモンの数が更に増えましたが、パッケージが伝説だったり
対のパッケージ伝説は手に入らなかったりするのは相変わらず。
禁止伝説は3体ともドラゴンタイプの複合であり
第四世代のドラゴンの超強化も相まって非常に強力です。
一方で『幻はエスパー』の不文律が崩れた世代でもあります。

マイナーチェンジ版であるPtではフォルムチェンジが多数登場。
一般ポケモンであるロトムがフォルムチェンジが使えることもあり
最新作でなければ対戦環境が整わないという傾向に
リメイク版であるHGSSではフラットルールが登場しそれが加速。
結果新作が出る度に通常版の価値が下がるという問題が発生します。

第三世代での不評を受けてか今世代から捕獲失敗した場合
伝説のポケモンと再戦することが出来るようになりました。
マイナーチェンジ、リメイク含めて全て強制戦闘がありますが
捕獲に失敗しても殿堂入りをすることで再度出現するようになります。
禁止伝説使用可能ルールまで保留しておくことができるので
大変ありがたい仕様でした。でした。(過去形)

幻のポケモンの配布が特殊だったのも特徴。
マナフィは外伝のポケモンレンジャーとの連動で入手できるタマゴから孵り
フィオネはそのマナフィメタモンを預けて見つかるタマゴから孵るという入手法。
それ以外の3種はフラグアイテムからゲーム内イベントを起こし
戦闘を介したデオキシスのような入手法が設定されてました。
しかし、フラグアイテムなしでイベントを起こせてしまうバグがあり
DPでは配布できず、それぞれポケモン自体を受け取る現在の形となりました。
幸いダークライシェイミはバグを解消したPtで改めてフラグアイテムが配られましたが
アルセウスのイベントはお蔵入りとなり、HGSSで別のイベントとなりました。

UMA/三クラゲ
第四世代における準伝説ユクシーエムリットアグノムの俗称。
それぞれの頭文字をアルファベットで並べたのがUMA
見た目がクラゲなので三鳥、三犬から三クラゲという呼び方もあります。
3体ともエスパー単タイプ、特性ふゆうと揃っており
見た目も似ている為、多くの技が共通します。
トリオが複合タイプでタイプの1つが共通というのは多々ありますが
全てのタイプが一致のトリオは現状唯一の例ですね。
タイプも特性も一致ではありますが、ステータスや覚える技が大きく違うので
UMA間での差別化はかなり容易となります。
しかしながら単エスパーの伝説・幻は散々居て
後述のクレセリアとタイプも特性も一致ながらステータスはあちらが上。
フィールドの恩恵も受けられず、イマイチパッとしないという状況です。

初登場のDPtではエムリットのみが徘徊伝説となる仕様。
初期はスイクンとは逆の仕様で上位感が出ていました。
性能と徘徊伝説の所為で対戦面のエムリットは散々でしたが
以降の作品では3体が同じ立ち位置となりました。

形態変化や専用技も持っていない為
そういう面での強化が入ると面白いかなというトリオ。
近年は採用率も寂しくなっているので
何かしらのテコ入れは欲しいところです。

ディアルガ
第四世代における禁止伝説でダイヤモンドのパッケージポケモン
時間を司るポケモンパルキアと対の関係になっております。
特性は伝説特有のプレッシャーではありますが
専用技としてときのほうこうを覚えるのが特徴。
過去の配布ポケモンに配られたことはありますが
ゲーム内で覚えるのはディアルガ(とドーブル)のみで
専用技を維持できていると言えるでしょうか。

不思議のダンジョンに『やみのディアルガ』なる形態がありましたが
本編においては形態変化なし。
一応パルキアと比べるとベースがあると言えますが
外伝要素なので取り入れられなくても、ではありますね。
とはいえ、禁止伝説戦で一定の需要がある為
強化するのも・・・という面はありそうです。

パルキア
第四世代における禁止伝説でパールのパッケージポケモン
空間を司るポケモンディアルガと対の関係になっております。
こちらも特性はプレッシャーと面白みに欠けますが
専用技としてあくうせつだんを覚えます。
こちらも過去の配布ポケモンに配られるも
USUM現在はパルキア(とドーブル)のみで専用技が保たれてます。

ディアルガと違いパルキアには外伝の形態はなく、まっさらな形態変化なし。
こちらも禁止伝説戦では一定の需要があるので
下手に強化するのも危うい感はあります。

ヒードラン
第四世代の図鑑は禁止伝説と準伝説が交互に並ぶ構図。
ヒードランは第四世代における準伝説ですが
図鑑説明的にも伝承的にも一般ポケモン感が強いのが特徴(
伝説・幻のポケモンでは唯一性別が♂と♀のランダムという性質もあり
設定に伝説感が無いのが面白いところですね。
当然ながら育て屋に預けてもタマゴが見つかることはありません。

とはいえ使い勝手は伝説級。バトルでも大活躍ですね。
特性も一般ポケモンに少なくないもらいびですが
タイプ上相性が良く、バトルでは重宝します。
専用技のマグマストームはイマイチ採用率は低めですが
炎技が豊富で強いだけで性能としては十分でしょう。
総じて設定面の伝説感は足りないものの
バトル面では伝説級の強さとアンバランスですね。

そういった面もあり、形態変化を入れちゃうと手が付けられなくなりそうです(
バトル面では十分すぎるほど強いので、そっとしておきましょう。

レジギガス
こちらも第四世代における準伝説となるレジギガス
ノーマルタイプでレジトリオと同じく格闘弱点を持ち
レジトリオのボス的な存在として後付けで登場。
USUM以外ではレジトリオを手持ちに入れないと会えません。
(USUMではバージョン違いの扱いに)
時系列上では専用技と専用特性がはじめて揃った伝説になるんですが
残念ながら専用特性はデメリット効果のスロースタート。
専用技も癖が強いノーマル技のにぎりつぶすと
イマイチ恵まれているとは言えない状況です。

そういう意味では形態変化が欲しい伝説の筆頭と言えるかもしれません。
ややステータスが下がってもいいので
スロースタートではないレジギガスが見てみたいですね。

ギラティナ
今度は第四世代における禁止伝説でプラチナのパッケージポケモン
第四世代は図鑑の並びだけだと禁止伝説か準伝説か区別が付きにくいですね。
世界の裏側や反物質を司り、ディアルガパルキアと同等の設定ギラティナ
同じく特性はプレッシャーではありますが、耐久的なステータスから相性は悪くないです。
加えて専用技は1ターンほぼ無敵になるシャドーダイブ
攻防一体でゴーストタイプでは最高威力とトリッキーで強力な技となってます。

しかしそれは仮の姿(アナザーフォルム)で
Ptで初登場した、はっきんだまを持たせることでフォルムチェンジ。
本来の姿(オリジンフォルム)となり、特性はふゆうに変化。
ステータスも攻撃的になり、豊富な攻撃技を活かせるように。
とはいえ、アイテム固定になるのが難点ですね。
時系列上では伝説で初となる形態変化持ちとなりました。

ちなみにギラティナ以降『三色目禁止伝説の形態変化』は続いており
後付け形態変化の付いたレックウザも含めると全て形態変化持ちという事に。
次の三色目の禁止伝説も見かけに騙されないようにしたいですね。

クレセリア
またしても準伝説に戻る第四世代。本当に厄介ですね・・・
クレセリアは単エスパーの特性ふゆうとUMAに近い性質がありますが
設定上は幻のポケモンであるダークライの対を成します。
ダークライは人やポケモンにに悪夢を見せ
クレセリアの羽根(みかづきのはね)は悪夢を振り払う効果があります。
ただし、あくまで設定上でゲーム内で対の関係となったことはありません。
♀のみでヒードランと同じく性別のある伝説となりますが、やっぱりタマゴは見つかりません。

DPtではエムリットと同じく徘徊伝説だったのも特徴でしょうか。
ラティ兄妹のような救済措置も無いので
初期は対戦環境で見かけることも少なかったですね。
BW2からはシンボルエンカウントとなり、採用率もグンと上がりました。
専用技は伝説としては初の変化技となるみかづきのまい
自身はひんしとなるも、後続を全回復させる効果。
いやしのねがいと似ていますが、PPも全回復するという違いがあります。

特性ふゆうの高耐久トリックルーム使いという事で
禁止伝説戦にも駆り出される程のポケモン
形態変化はありませんが、してほしくないという想いのほうが強いですね(

フィオネ
第四世代はここから幻のポケモン
禁止伝説と準伝説はごちゃごちゃですが、幻のポケモンはまとまってます。
とはいえフィオネが特殊なこともあり、数もかなり多いです。
まず1体目のフィオネは水単タイプ。
いきなりですがこのフィオネ、ほとんど配布されたことがありません。
みんなのポケモン牧場で1度入手出来たきりです。
しかしながらフィオネの解禁はそれよりかなり前となります。

フィオネの最大の特徴はタマゴが見つかることでしょうね。
後述のマナフィメタモンを預けることでタマゴが見つかり
それを孵すことでフィオネが生まれるという形ですね。
フィオネメタモンの組み合わせでもフィオネが生まれます。
その為世にも珍しい増やせる幻のポケモンとなっております。
ちなみにフィオネマナフィに進化するわけではなく、別のポケモンとして扱われます。
性質上マナフィ配布がフィオネに繋がるため
そもそもフィオネを配布する必要が無いというのが実情だったり。

そして対戦面ではマナフィの完全劣化であるというのが実情。
ステータスは全てマナフィより低く
特性も同じでフィオネが覚える技は全てマナフィが覚えます。
肝心要となるフィオネの専用技、準専用技を取り上げられる形に
ゲーム内入手が楽ではありますが、レートなどでは使用不可能と
対戦面では存在意義を疑われるポケモンとなってしまいました。

専用技も形態変化も無く、総じてイマイチなポケモン
タマゴから生まれるマナフィがタマゴを作れないという
矛盾した設定を解消する為に生まれたようなポケモンなので
強化は望まない方が良いかもしれません。

マナフィ
第四世代における幻のポケモンの1体。
入手法がかなり特殊で外伝作品であるポケモンレンジャーの連動。
配信限定の特別なミッションをクリアすることで本編へタマゴを送り
そのタマゴを孵すことで入手できるというまどろっこしいものとなっております。
DPの発売が9月ながら映画の公開が7月という事で
かなり特殊な形での配布となりました。
(ちなみに特別ミッションは前売券に付属)

タマゴの状態で貰えるという事もあって
非常に珍しいタマゴを産める幻のポケモン
タマゴから生まれるのは先述のフィオネマナフィ自体は増やせませんが
タマゴグループを持つというのは非常に特殊ですね。
(ただし、性別不明なのでタマゴが見つかるのはメタモンとのみ)

特性のうるおいボディは珍しくはありましが一般特性。
更に第五世代からはかなりばら撒かれたため、特別感のない特性でした。
とはいえ、専用技としてハートスワップを習得。
クレセリアダークライと同じく伝説、幻のポケモンでは初の変化技でした。
第七世代で登場したマギアナも覚えるようになり、現在では準専用技に。
加えてバルビートの専用技だったほたるびを覚えるのも特徴。
伝説、幻のポケモンが一般ポケモンの専用技を覚えるというのも珍しいですね。

反面ハイドロポンプを覚えず、詰まないと火力不足。
そういった面もあり形態変化が欲しいポケモンではありますね。
せっかくなのでフィオネ共々貰って差別化されると嬉しいでしょうか。

ダークライ
第四世代における幻のポケモンの1体。
設定上は準伝説のクレセリアの対の存在とされています。
クレセリアは悪夢から解放する力を持ちますが
ダークライは人やポケモンに悪夢を見せる力を持ちます。
ただし、ゲーム内で明確に対の関係になったことはありません。
ちなみに相性的にクレセリアに勝ち目はありません(

ダークライの代名詞といえばダークホールですね。
今でこそ命中50になってしまいましたが
命中80で敵全体眠りという効果は非常に強力で
スケッチにより専らドーブルが公式戦で使ってましたね。
それを危惧してか禁止技に指定されたこともありました。
命中50と同時に『ダークライ以外が使うと失敗する』という効果になり
後付けでダークライの完全な専用技となる珍しい形となりました。

特性も専用特性でナイトメアを持ち
眠っているポケモンにスリップダメージを与えるいわば自動悪夢効果。
幻のポケモンでは初となる専用技、専用特性の両立となりました。

元が強力ということもあり、形態変化は無し。
ただ、ダークホールの著しい弱体化と
フィールド技やフェアリータイプの台頭で
相対的な弱体化を受けているというのも事実です。
眠り以外の戦術に特化、といった形態変化があれば面白そうです。

シェイミ
第四世代における幻のポケモンの1体。
草タイプのポケモンで花畑と密接に関わります。
確率で特防2段階下降という珍しい追加効果をもつ専用技、シードフレアを覚えるも
特性がしぜんかいふくでステータスも一致ということで
セレビィの再来を感じずにはいられませんでした。

しかしながら、Ptでフォルムチェンジを獲得。
専用アイテムのグラシデアのはなを使うとフォルムが変わり
ひこうタイプが追加され、エアスラッシュを覚えるように。
スカイフォルムでは特性もてんのめぐみに変わるということもあり
上がった素早さからの6割怯みという凶悪なポケモンへ変化しました。
一見イマイチでも形態変化を用いればこんなにも強くなるんですね(

ただ、仕様面の難点を抱えていたポケモン
夜の時間になった時、氷状態になった時、そしてボックスに預けると元に戻ってしまいます。
何が難点かというとバトルボックスに入れると元に戻っちゃうんですよね。
せっかく幻が使えるバトル大会が開催されてもスカイフォルムが使えないという事態に。
公式のバトル大会はバトルボックスからの参加になるため、厄介な仕様。
幸い第七世代ではボックスに預けてもそのままということで
バトル大会で存分にスカイフォルムを使えるようになりました。

アルセウス
第四世代における幻のポケモンの1体。
ポケモン世界を作り出したと言われる創造ポケモン
ディアルガパルキアUMAを生み出したとされています。
(Ptの)ダークライシェイミのように戦闘でゲットできるイベントがありましたが
先述の通りバグの影響でシンオウ地方でのイベント入手は見送りに。
配布で受け取ったアルセウスを持っていくことでHGSSでイベント、という形となりました。
ちなみにデオキシスに続いて専用BGMがあるポケモンでしたが
戦闘がお蔵入りになったことからこのイベント時に使われました。

設定だけでなく強さも創造主ならではで
登場時点から長期にわたり全ポケモン中最大のステータスを持っていました。
現在はメガミュウツーウルトラネクロズマに抜かれてしまいましたが
アイテムの所持や形態変化を加味しない場合のトップを維持しています。

各地に散らばるプレートが大きな影響を与えるポケモン
専用技さばきのつぶては元はノーマルタイプの技ですが
プレートを持たせるとそのタイプの技に変化するという効果。
アルセウス自身かなり多くの技を覚えますが
三種の神器等よりも威力が高いので使い勝手もバツグンです。

特性も専用特性マルチタイプ。
先のプレートで自身のタイプも変えてしまいます。
また、第七世代ではZクリスタルでもタイプが変わるように。
(ただし、さばきのつぶてのタイプはプレート依存な点に注意)
見た目もタイプに応じて変わる形態変化持ちとなります。
フォルムチェンジに使われることもあってか、特性変化の効果は一切受けず
プレート所持時はアイテム関係の効果も受けないとまさに創造神な性能です。

とにかく器用万能なポケモン
物理も特殊もアタッカーをこなすことができ
積みに耐久型になんでもござれの公式チート。
幻が使えるバトル大会では常にトップメタとなりますね。
反面配布限定で数が限られており
特別な技の有無も重要なのが難点ですね。

なお、アルセウスエスパータイプになることができますが
元の状態ではノーマルタイプという事で
第四世代で『幻はエスパー』の不文律が崩れることとなりました。