シンオウカラーズ

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シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

伝説、幻のポケモンを振り返る 第三世代編

ジャパンチャンピオンシップス2019予選の告知が出て、いよいよ終わりが見えてきたUSUM。
INC参加を連続で逃してる身としては色レヒレぐらいは・・・うーん別にいいかな(
一応道オフに向けて育成を開始しました。まあポケリゾートなんですけど。

そんな感じにUSUMもぼちぼちですが、今回は第三世代の伝説と幻の話。
ゲンシカイキの関係もあり第六世代のORASもメインとなります。
先に次回の話をしておくと、パッケージ伝説もそろそろかなと思うので
次回は先に第八世代の予想をしておこうかなと思ってます。

第三世代
GBからGBAへとハードを変えた世代。
過去作との互換性が無くなってしまい、新たに集め直しとなってしまいました。
第三世代からはバージョン違いのパッケージポケモンが手に入らなくなりました。
ルビーではカイオーガが、サファイアではグラードンが手に入りません。
バージョンによる出現の有無が一般ポケモンだけだった第二世代までと異なり
伝説のポケモンの登場の有無が関わるようになりました。

加えて『三色目の禁止伝説』が登場したのも第三世代。
パッケージポケモンでの対の関係への第三勢力といった扱いで
エメラルドではレックウザがパッケージを飾りました。
三色目の禁止伝説は全バージョンで出るものの
入手はクリア後になるのも不文律の走りと言えるでしょうか。
マイナーチェンジ版ではシナリオも大きく変わり
元のソフトのパラレルワールドとして進行するようになりました。

シナリオにも関わってくるパッケージ伝説ですが
第三世代からはシナリオ後半で強制戦闘となります。
この時点では捕獲しなければ二度と戦闘できない為
バトルで使おうにも厳選できないという状況も多々ありました。
わざマシンが使い切りということもあり、周回プレイ上等の時代なので
コアユーザーにとってはあまり大きな問題ではなかったんですけど。
幸いマイナーチェンジ版では強制戦闘が無くなり
3体ともゲットできる事となりました。

発売は前後しますが初代のリメイク版であるFRLGも発売。
RSは初代、第二世代との互換性が無かったので
FRLGで解禁となったポケモンも多かったです。
結果この世代ではRS、FRLG、Emと5本が発売されました。

トリオに加えて更なる準伝説が追加されたのも第三世代から。
ラティアスラティオスのいわゆるラティ兄妹が登場しました。
三色目の禁止伝説と同じく、トリオでない準伝説も
入手できるのがクリア後になるのも共通してるでしょうか。

また、『フォルムチェンジ』という概念が登場したのも第三世代。
名称としてはFRLGのデオキシスが最初ですが
システム的にはポワルンが走りと言えそうです。
幻のポケモンも種類が増えて2種類に。
第三世代では伝説、幻のポケモンが増えました。

レジトリオ
第三世代における準伝説レジロックレジアイスレジスチルの俗称。
ゲーム内では点字の謎を解いて捕まえることができ
それぞれ点字のような模様が付いて居るのも特徴。
レジトリオのタイプはそれぞれ別ですが
物質的なモチーフで岩、氷、鋼と単タイプが割り当てられてます。
また、レジトリオを束ねる存在として
第四世代ではノーマルタイプのレジギガスが登場しました。
レジギガスも含めて4体とも格闘弱点という共通点があります。

FRLGで早々にニドクインデオキシスに配られ
Ptで教え技になったばかぢからですが
実はRS時点ではレジトリオの専用技という扱いでした。
あっさり配られたこともあり印象は薄いですが
実はレジトリオは元々専用技持ちだったんですね。

特性も使い手の少ないクリアボディ
同効果のしろいけむりを含めてもあまり出回ってませんが
第三世代からドククラゲメタグロスと一般ポケモンも居ました。

という経緯もあってか、形態変化はなし。
レジギガス共々イマイチパッとしない現状なので
揃って何かしら強化があると面白いかなと思います。

ラティ兄妹
第三世代における準伝説ラティアスラティオスの俗称。
由来は映画における2体の立ち位置から。
準伝説でははじめてながら伝説、幻の定番であるエスパータイプ
後の世代で中心となるドラゴンタイプの複合となっております。
伝説のポケモンではじめて性別が設定されており
ラティアスが♀、ラティオスが♂となっているのも特徴。
2体を揃えるとタマゴが見つかるなんてデマも流れましたが
実際はどちらもタマゴ未発見グループですね。

RSEmでは三犬のような徘徊伝説でクリア後に出現します。
ルビーではラティオスサファイアではラティアス
エメラルドでは選択した任意の方が徘徊し
徘徊しなかった方は配布アイテムむげんのチケットを入手することで出会えます。
(こちらはシンボルエンカウント

ラティアスはミストボール、ラティオスはラスターパージと専用技がありますが
どちらもサイコキネシスより威力とPPが低く、対戦では使われてません。
加えてこころのしずくという専用アイテムが登場。
特攻、特防が1段階上昇というチート性能で長らく禁止の指定を受けてましたが
第七世代でラティ兄妹のドラゴン、エスパーの技の威力1.2倍と効果が変わり、禁止が解けました。

形態変化としては第六世代でメガシンカを得ました。
採用はORASからでしたが、データ自体はXYからあるというややこしい立ち位置。
第六世代ではこころのしずくを持った方が強いのは有名な話ですね(禁止)
ORASではむげんのふえで大空を飛ぶこともでき、ゲーム内で重要な役割を得ています。

反面特性は使い手がトップクラスに多いふゆう。
メガシンカしても特性が変わらないということもあり、やや面白みに欠けます。
とはいえ映画のメイン、専用技、専用アイテムにメガシンカで重要な役割と
レジトリオと比べるとかなりの優遇を受けています。

カイオーガ
第三世代における禁止伝説でサファイアのパッケージポケモン
海や雨を司るポケモングラードンとは対の関係となっております。
第三世代当時は専用特性のあめふらしを持っており
出ただけで天候を雨にし、変えない限りそのままと非常に強力。
すいすい持ちのポケモンの素早さを倍化し
タイプ一致と雨で強化した水技を押し付ける形で
禁止伝説バトルでは登場以来トップメタとなっております。

第五世代でニョロトノ隠れ特性あめふらしが登場し
カイオーガ固有の特性でなくなってしまいましたが
第六世代のORASゲンシカイキという形態変化を得ました。
RSではキーアイテムだったあいいろのたまを持つことで
場に出た際にゲンシカイオーガへと姿が変わります。
あめふらしの強化版であるはじまりのあめという特性を獲得。
通常の天候では上書きできない上、炎技が無効という更に強力な効果。
加えて専用技としてこんげんのはどうも習得し
トップメタの頂点として禁止伝説戦に君臨しました。

グラードン
第三世代における禁止伝説でルビーのパッケージポケモン
大地や日差しを司るポケモンカイオーガとは対の関係となっております。
第三世代当時は専用特性のひでりを持っており
出ただけで天候を日差しが強いにし、変えない限りそのままと非常に強力。
ただ、自身は地面タイプだったり
ようりょくそを持つポケモンに炎タイプが居ない点から
カイオーガ程の強さは無いという状況が続いていました。

第五世代では同じくキュウコン隠れ特性がひでりに。
炎タイプでグラードンより速いこともあり、グラードンに陰りが出始めましたが
カイオーガと同じく第六世代のORASゲンシカイキの形態変化を獲得。
こちらはべにいろのたまを持つことでタイプに炎が追加し
場に出た際にゲンシグラードンへと姿が変わります。
ひでりの強化版であるおわりのだいちの特性を得て
通常の天候では上書きできない上、水技が無効という更に強力な効果に。
はじまりのあめを上書きできればカイオーガに対抗できるということで
禁止伝説戦のカイオーガ一強に待ったをかける形で参戦しました。
専用技のだんがいのつるぎの強力さもあって
トップメタとして禁止伝説戦で頭角を示しました。

レックウザ
第三世代における三色目の禁止伝説でエメラルドでパッケージを務めたポケモン
海のカイオーガ、大地のグラードンに対しレックウザは天空を根城にします。
以降の禁止伝説に共通するドラゴンタイプを有してますが
レックウザは東洋の龍をモチーフとしたポケモン
飛行複合ということもあり、後のドラゴンとはイメージが異なりますね。

特性は現在も専用のエアロックではありますが
実情はノーてんきと同じということでやや格落ち感が否めません。
とはいえ、あめふらしもひでりも無効化出来るという効果で
設定上は2体の上位的存在として扱われています。
はいそこ、れいとうビームで一撃って言わない

先に2体と違い、同じ効果のノーてんきがあるため
同じ隠れ特性でもエアロックが一般ポケモンに渡ることはありませんでした。
とはいえ、結局れいとうビームで一撃であることには変わらず
グラードンへ対する有効打にも欠け、長らくイマイチな役回りでした。
第六世代のORASで獲得した形態変化はゲンシカイキではなく、メガシンカ
専用技のガリョウテンセイを覚えていればメガストーンも要らないという形で
メガシンカとアイテムを両立できる唯一のポケモンに。
専用特性はデルタストリームは、はじまりのうみやおわりのだいちに対抗できる特性。
飛行弱点の技を半減する効果で、れいとうビームストーンエッジも怖くなくなりました。
加えてゲンシカイキは場に出た際の効果ながら
メガシンカはターンの始めということで、天候を確実に取れるのが強み。
この強みを生かしてレックウザも禁止伝説戦になんとか参戦できました。

ちなみにメガストーンが要らないという事はZクリスタルを持てるんですが
メガシンカとは両立できず、Zワザが優先される形に。
流石にそこまで優遇とはいきませんでした。
(ゲームシステム上の問題が大きそうですが)


第三世代の禁止伝説は専用特性を後付けで一般ポケモン行きという形でしたが
リメイク版で3種とも専用技と上位種の専用特性を得た形となりました。
後続の禁止伝説は全て専用技を持って登場している為(ミュウツーは第五世代)
第六世代のORASで全禁止伝説が専用技を得たという形となりました。

ジラーチ
第三世代における幻のポケモンの1体。
幻のポケモンジラーチから必ず専用技が設けられ
やや扱い難いはめつのねがいを覚えます。
みらいよちのように後から攻撃できるものの
タイプ一致が乗らず、命中も不安と非常に扱い技。
しかし第五世代で効果が見直され、使うに値する技となりました。
が、ジラーチは特性てんのめぐみを活かしたまひるみが強力なので
やっぱり使われてないのが実情だったり・・・

形態変化はタイミングが悪く貰えておらず。
次のデオキシスが走りなので貧乏くじを引く結果に。
逆に言えばまだ強化の余地があると言えるんですが・・・

デオキシス
第三世代における幻のポケモンの1体。
種族値ALL100ではないはじめての幻のポケモンでもあります。
専用技としてサイコブーストを覚えますが
ルギアのXDリライブ技としても存在し、準専用技に。
とはいえあちらは厳選が難しく、耐久寄り故に扱いにくく
使い手としてはあまりカウントされないでしょうか。

注目すべきはその形態変化で
『フォルムチェンジ』という単語が使われたはじめてのポケモン
(ゲーム内のフォルムチェンジとしてはポワルンが初)
第三世代においてはバージョンによってフォルムが異なるという仕様で
RSにおいてはノーマルフォルム
FRにおいてはアタックフォルム
LGにおいてはディフェンスフォルム
Emにおいてはスピードフォルムになる仕様でした。
通信対戦時ではどのフォルムでも相手側からはノーマルフォルムのグラフィックでした。
(RSにフォルムチェンジのグラフィックが存在しない為)
もちろん、能力値はそれぞれのフォルムのままとなります。
なお、特性はフォルムを問わずプレッシャーで統一されております。

以降の作品では隕石を調べることで任意のフォルムへチェンジできる仕様に。
それぞれ隕石のオブジェクトを用意する必要があるのは大変そうですね(
第三世代ではしんそく(スピードフォルムのみ)を覚えたアタックフォルムの用意が大変でしたが
現代ではそれも楽になりましたね。
グラフィックもそれぞれのフォルムに準じるため
カモフラージュが出来なくなったのが難点といえば難点でしょうか。

ちなみに幻のポケモンながら、ORASでは配信アイテム無しで普通に登場します。
その影響もあってORASではデオキシスも図鑑完成の条件に含まれたり。
元々FRLGでは戦闘を介した配布だったという側面もありますが
専用戦闘曲がある珍しい幻のポケモンだったりします。