シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

ピカブイに見るポケモン最新作

もうちょっと温めておくつもりだったんですが
(少なくともピカブイ習得技完成後)
ニンテンドーダイレクトが行われてしまうということで
内容が内容だけに最新作が発表される前に出してしまいたい・・・
ということで急遽ですが吐き出しておくことになりました(

前回、ピカブイの良し悪しについて語りましたが
ネタバレになる部分をある程度避けた文面でした。
発売から結構時間も経ったという事でネタバレを含みつつの
最新作に繋がりそうな部分を拾ってみるいわゆる考察企画。
もちろんネタバレ注意という事で今回は続きを読むで隠しておきます。


キャラクターと時系列
ピカブイの主人公が発表されたとき、レッドじゃないじゃん!となった方も多いと思います。
同様にライバルもグリーンじゃないじゃん!となったかと思います。
実はピカブイにはレッドとグリーンが登場し、主人公とライバルは別人です。
キャラデザが大きく変わったとかいう話ではなく、最初から別人として設定されたのです。
(ちなみに男主人公がカケル、女主人公がアユミ、ライバルがシンとされてます)
加えてピカブイでは22年の時を経て、ブルーが初登場となりました。
(FRLGの女主人公、いわゆるリーフではなく初代攻略本やポケスペのデザイン)
そしてレッドやグリーン、リーフに先駆けてカード化されてしまいました(
逆に言うと3人もカード化の可能性が大いにあると言えそうです。
(一応レッドはカード化済みと言えなくもないでしょうか)

プレイヤーが動かすキャラがレッドでなくなったため
時系列も大きく変わってしまいました。
レッド達はポケモン図鑑なしの手書き分布図で冒険したことになり
ロケット団に対しても対峙することが無くなりました。
(グリーンが避難誘導などで立ち回ったようですが)
クリア後キャラという立ち位置なのでレッドとブルーは言及も少ないですが
『伝説のトレーナー』という立ち位置は相変わらずのようです。

一方でサカキ撤退によるトキワジム関連のゴタゴタが解消。
というのも、初代やFRLGだとグリーンは8つ目のバッジを入手できないんですよね。
ピカブイではサカキ撤退直後にグリーンがトキワジムリーダーに就任することで
サカキ最後のチャレンジャーがカケルorアユミに
グリーン最初のチャレンジャーがシンになり
バッジに関する問題を解決しつつ、金銀軸の未来へ繋ぐ形が出来ました。
ちなみに先のカード化の話に戻すとカントーのジムリーダーは8人がカード化
セキチクのジムリーダーがキョウとアンズで重複)
残るはトキワジムリーダーなんですが
サカキはロケット団のボスというイメージが強いのと
ピカブイでも『トキワジムリーダーはグリーン』と言えるので
グリーンがカード化される可能性もありそうです。

金銀軸の未来といえばクリア後の再戦キョウが未来に繋がる話をしており
ポケモンリーグに興味を持っていることや娘の話をしています。
金銀やHGSSでのキョウは四天王に昇進しており
セキチクジムは娘のアンズが引き受ける形になります。
金銀、HGSSを含めるとカントー地方は5回目なので
この辺りの布石もしっかりしております。
(ただ、FRLGに出演したアンズはピカブイ未登場でした)

同じように布石として未来のキャラ自身の出演もあり。
まずはHGSS(金銀では名無し)のロケット団最高幹部アポロ。
ロケット団の復活を宣言し、サカキに呼びかける為
ラジオ塔を乗っ取った張本人ですね。
ピカブイではNo2としてカケル達と対峙するも
ロケット団解散の場面には立ち会えず・・・という活躍をします。
元々がおっさんなのと初の3D化やデザイン変更が重なり
HGSSより若いというのはよくわかりませんでした。

お次はアローラ地方のキャプテンであるマツリカ。
こちらは頭身も低く、明確に若いのが良くわかります。
シナリオには全く関わらず、サント・アンヌ号に乗り遅れるも
あまり気にせず、1日1回ぎんのおうかんのために倒される毎日を送ります(
フェアリー使いというのは変わらず、カントーのフェアリータイプや
クリア後はキュウコン(A)を手持ちに入れております。
(U)SMの過去に当たる為まだキャプテンではないようですが
放浪癖は相変わらずのようですね。

そうそう、サント・アンヌ号といえば国際警察が潜伏し
発売前にこのNPCをハンサムにするのではと言われていましたが
このNPCはモブのまま、ハンサムは未登場でした。
良く考えるとハンサムは同時期のORASでバトルリゾートに居るので
この辺りの統合性もしっかりしてますね。

USUMの主人公の家にはサイン色紙が置かれるようになりました。
SMにはなく、USUMで突如追加され誰のものか議論になったりしましたが
カントー地方のジムリーダーからもらった』と明記されており
『グッドラック!』の文言からマチスではないかと絞られていました。
ピカブイでは『マチスのサイン』というアイテムが追加され
誰から貰ったものか明確になりました。
『ふしぎなおきもの』といい、最近のポケモン
世代間でこういった小ネタ仕込むのが面白いですよね。
(ちなみにピカブイにはイギリスの地図があるとか)

色々な地方に登場、目撃されているダイゴやグリーンだったり
Ptで登場以来出ずっぱり状態のハンサムだったり。
USUMでは歴代悪役のボスが総登場しましたね。
ウルトラホールという手段でかなり無茶することも可能になり
ゲストキャラクターが多く登場する昨今のポケモン
リラやギーマといった意外過ぎるキャラクターもアローラに来ましたが
最新作ではいったいどんなキャラクターが登場するでしょうか。

ヒジュツ
初代ポケモン及びFRLGにおいての秘伝技は
全て相棒が覚える『ヒジュツ』という形となりました。

いあいぎりケサギリ
そらをとぶソラワタリ
なみのりミズバシリ
かいりきオシダシ
フラッシュカガヤキ
(秘伝マシンの番号順)

このヒジュツというのは実は元々人間が使う技という設定で
ピカブイの相棒が使えるのは特別となっております。
またヒジュツ相棒のわざには含まれないためバトルでは使えず
シナリオ中に対応するNPCに話しかけなければ使えません。
このあたりはライドポケモンに近いですね。
旧作のように秘伝要員を送り込むことでイベントをカット、ということは出来なくなりました。

一方でヒジュツを使う為にバッジを貰う必要がありません。
初代やFRLGではマチスそらをとぶ)やエリカ(かいりき)を後回しに
キョウ(なみのり)に挑むことが出来ましたが
ピカブイではキョウもナツメも後回しにして
カスミの次にカツラに挑むことが出来るように。
結局サカキに挑むためにはバッジ7個集める必要があるんですが
初代以上にジムの攻略順の自由度が高くなりました。

そのジムに挑むために条件が課せられ
セキチクジムに挑むには図鑑50種が必須となり
ヤマブキジムに挑むにはレベル45以上のポケモンが必須に。
タイムアタックや低レベルクリアに支障が出てしまうのが難点です・・・
(捕獲時に手持ち全員に経験値が入るので条件自体は楽々)

と、第七世代では廃止されてしまったポケモンジムですが
ピカブイでは少し変わった部分はあるものの今まで通りでした。
最新作ではポケモンジムになるのか、ならないのか
そういった部分も注目したいところですね。

ちょっと話が脱線してしまいましたが
最新作では『主人公が』このヒジュツを使うことで秘伝技問題を解消し
ウズケシ(仮)イワワリ(仮)イワノボリ(仮)など
初代以降の秘伝技に対応するヒジュツも出てくるかもしれませんし
もちろん新たなギミックを突破するヒツジュも登場しそうです。
故に必ずしも相棒が必須という事にはならなさそうです。

たいせつなもの
赤緑、FRLGと比べるとかなりの数が廃止されています。
というのも第七世代と同じくじてんしゃ、ダウジング等が他に移ったからですね。
ピカブイではじてんしゃの代わりにクチバシティで
ペルシアン/ウインディを貰えるイベントに変更。
(バージョンによって貰えるポケモンが変化)
その他特定のポケモンを連れ歩くと乗ることができ
自転車の代わりとして高速移動をサポートしてくれます。
アローラのライドポケモンに近い扱いですが
手持ちに居なければ連れ歩きが出来ません。
逆に言うとID違いでも特定のポケモンであれば乗ることができるので
交換することで最初期から移動速度を上げることが出来ます。
USUMと違いシナリオ進行度に左右されないのは有り難いんですが
何よりBボタンを押さなくてもダッシュしてくれるようになったのが有り難いですね(

ダウジングも相棒の尻尾に変わっており
最初からダウジングが使えるという珍しい形に。
がくしゅうそうちに至ってはアイテム自体が無くなり
ゲーム的には常時オンになった状態となりました。
シンボルエンカウントの都合かつりざおも全て廃止となり
ピカブイのたいせつなものはほとんどがキーアイテムに割り振られております。
第七世代も同じような状態であることを踏まえると
最新作においてもこの仕様は継続となりそうですね。

世界線メガシンカ
現在までのポケモンには3つの世界線があると言われ
初代、第二世代の『ゲームボーイ時空』
第三世代から第五世代までの『GBA・DS時空』
第六世代から第七世代までの『メガシンカ時空』
と3つの世界線に分かれている、と言われています。
ORASやUSUMでこの件に関して言及有り)

ピカブイはどの世界線になるかというと
メガシンカが登場するのでメガシンカ時空と断言できます。
先述の通りこの世界線カントーは時系列が異なり
ロケット団を倒すのがレッドではなくなっていたりしますが
第七世代に繋げても問題はないことから
レッドとグリーンがチャンピオンを経験したというのは変わらないでしょう。
ちなみにORASは時系列上同時期に当たる為
ホウエンではカイグラ出現や隕石襲来で騒ぎになっています。

メガシンカ必要なキーストーンやメガストーンはグリーンから
トキワジム攻略直後に貰う事が出来ます。
シンにも渡した上自分でも使っているので
一体いくつ持っているのかという話になりますね(
もちろんレッドとブルーも使ってきますがすべてクリア後。
シナリオ上最初に使ってくるのはチャンピオンのシン。
初手のピジョットメガシンカするというサプライズで
使われてもそんなに痛くないというメリットもあります。
弱い弱いと嘆かれていたメガピジョットですが
その弱さを活かした采配が成されました。
ピカブイの対人戦でも使われるメガスピアーだと強すぎますし
シンだけ使ってこないのもバランスが悪いです。
HGSSにおけるグリーンの切り札枠という共通点もあり
非常に納得のいくメガシンカの使われ方でした。
(なお、シンの手持ちはグリーンとは大きく変わっています)
ちなみに強化四天王でワタルもメガシンカを使ったりします。
次期チャンピオンということもあり、こちらも納得ですね。
(加えてメガリザードンXでドラゴン枠が埋まるといいこと尽くめ)

Switchに移籍して5度目のカントーという
世界線リセットには最適のタイミングながら
メガシンカとマツリカの登場でリセットされてないことが分かります。
この分だと最新作もメガシンカ時空と予想出来ますね。
やや頭打ち感の否めないメガシンカではありますが
最新作ではどういった扱いになるでしょうか。

細かすぎて伝わらないところ
第七世代で評判の悪かった『Aボタンを押さないと扉が開かない』という仕様が削除。
ピカブイでは扉に対して方向を入力すればそのまま入れるようになりました。
最新作ではピカブイの仕様を採用して欲しいところですね・・・

逆に第七世代における視線エフェクトが無くなり
トレーナーなのかただのNPCなのか区別がつかない状態に。
第七世代における良かった点の1つだったので、個人的には残念でした。
なお、トレーナーの動きは初代に忠実な再現度で
動いても視点を90度ずつ変える程度で
歩き回ったり、動き回るトレーナーは不在でした。
(FRLGには歩き回るトレーナーが居た)

トレーナーといえば、戦闘に勝利した際に賞金に加えてアイテムをくれる仕様に。
ほとんどはボールで詰み対策と思わしき仕様ですが
先に上げたようにマツリカに貰えるぎんのおうかんがこの枠だったり。
(ジムトレーナーやロケット団員等何もくれないトレーナーも存在)
ピカブイではボールの種類が少ないのでイマイチ個性はありませんが
ダイブボールやゴージャスボール辺りは個性が付けやすそうですね。
もちろんライモンドームよろしく希少品を貰えるのも大歓迎ですね。
一般トレーナーの再戦に乏しい近作にはピッタリの仕様じゃないかなと思ってます。

また、アローラのしれんサポーター等のように
勝つことでわざマシンをくれるトレーナーも登場。
(アローラとは異なり全て専用キャラのコーチ―トレーナー。
 グラフィックはエリートトレーナーの色違いでしたが)
アローラでは『MAP内のトレーナーを全て倒す』といった条件がありましたが
ピカブイでは条件なしの任意タイミングで戦闘が可能。
その分周囲のトレーナーよりちょっと強いのは変わらずですね
特定の技を覚えているポケモンを使ってきて
その技を覚えるわざマシンが貰える、なんて演出もあります。
最新作でもわざマシンは100以上必要になるため
この入手法も引き続き使われるでしょうね。

ワープパネルのエフェクトが近年の仕様に。
初代やFRLGでは回転してのワープでしたが
(あなぬけのヒモ/あなをほるエフェクトの流用)
ピカブイではスッっと消えるロケット団の城と同じエフェクトに。
3D化による恩恵と言えばそれまでですが
メガシンカ時空においてのポケモンエネルギーの影響とも取れるため
捨て置くことはできないかなと触れておきました。
(エピソードデルタでヒガナが壊した転移装置関連)
ちなみにポケモン屋敷や無人発電所の一方通行出口も
ワープパネルに変わり、一方通行が分かりやすくなりました。

ちょっと危ういと感じてるのはモンスターボールPlusの存在。
モーション操作もあってピカブイはJoy-Con片手縦持ちという独特の操作性でしたが
便利ボタンも無いというのはモンスターボールPlusの所為ではないかと言われています。
(FRLGにはあったのでピカ版のリメイク云々は関係なさそうです)
扱いやすいプロコンにも非対応というのも個人的にかなり残念だったので
モンスターボールPlus以外での操作を中心で作っていただきたいものですね。
ただ、おすそ分けプレイによる2Pキャラクターってのは個人的に良かったので
そういった面で使えたらなあと思っております。

セーブデータ
ピカブイのセーブデータはアカウント管理となりました。
3DSまでのようにソフトを別の本体に挿してもアカウントが異なる為
自分の本体以外では自分のセーブデータを起動できません。
これまでは電池切れ時等の関係でパッケージ版が優位とされてきましたが
別本体で起動できない以上、ダウンロード版でも不利が無くなりました。
読み込みの速さやソフト交換の煩わしさが無くなるので
最新作ではダウンロード版も選択肢として大いに考えられます。
ただし、本体容量が小さい関係上、microSDカードがほぼ必須な点に注意を。
ポケモン以外パッケージ版でもアップデートのデータが厄介)

一方で同一本体でも複数アカウントを用意すれば
1つのソフトで複数のセーブデータを作ることができます。
(パッケージ版、ダウンロード版問わず)
もちろん同一本体同士では通信することはできないんですが
間に誰かを挟むなりで対応することが可能となります。
最新作ではこういった交換の間に入ることも多くなりそうですね。
言語違いで好きなニックネームを付けたり
1度しか手に入らないポケモンを再入手したり
複数のセーブデータを使えるとかなり可能性も広がりますね。

なお、Nintendo Switch Online(月300円)への加入が必要となりますが
セーブデータのバックアップという機能もSwitchにはあります。
クラウド保存でセーブデータの破損に対応できるんですが
巻き戻しによる増殖が可能という面からピカブイは非対応。
最新作も対応させるのは難しいかと思います。
(ちなみにスプラトゥーン2も非対応だったり)
セーブデータが壊れないよう、本体は大事に扱いましょう。

とはいえ、Nintendo Switch Onlineに加入しなければオンライン通信は行えないので
ポケモンをやる上では加入は必須になるかと思います。
年2400円コースもあるので上手く使っていければといったところですね。
他のソフトはバックアップも行えるのでいざというときも安心ですね。