シンオウカラーズ

ブログ名の由来はポケモン(DPt)のシンオウ地方とスプラトゥーンのシオカラーズより。

シンオウ地方(北海道)から誰得情報を伝えるポケモンブログ。
旧ブログ名『道オフ・ナウ』

ポケモンワールドチャンピオンシップス2012

今年のWCSの開催が発表されました。
例年の通りゲームとカードに分かれており、カードは全国4か所(仙台、横浜、名古屋、大阪)の会場で行われます。
北海道、中国、四国、九州地方の方には非常に厳しい会場と苦しい状態です。
一方でゲームは会場を用意しての大会ではなくWi-Fiを利用した大会となる模様。
地域格差という面ではかなり改善される内容ですが、気になる点も多々あります。

「イベント」としての面がほぼ無くなってしまう点
会場で行う大会と違い目に見える形でのイベントでなくなってしまうため、イベントとしての実感が無くなります。
オンラインで知っている人と会って話をすることもなく、対戦の前に並んでドキドキすることもなく、
大画面に表示される対戦で歓声が上がることもなく、優勝者の顔を見ることもありません。
好成績を残さないと思い出にも残りにくいのは寂しい限りです。

Wi-Fi特有のデメリットがある点
特定の会場に行く必要もないため地域格差が無いという点はかなり良いのですが、
反面Wi-Fi環境が無ければ参加すら出来ないため結局のところ格差は付きまといます。
自分のように回線が有っても安定しないという場合も厳しいまま。
また「公式大会」ではあるものの、日頃Wi-Fiでレーティングバトルをやっていることのと何ら変わらないという点も。
相変わらず相手が見えないので「切断」「ネット上での誹謗中傷」等のデメリットはそのまま付きまといます。

対戦形式が今までと異なってしまう点
今までの公式大会は一発勝負のトーナメントが主でした。
しかし今回は(恐らくですが)レーティングでの対戦となります。
負けて一発終了というリスクが無くなる反面、対戦数こなしたほうが有利というルールになってしまいます。
トーナメントの場合勝っても負けても1日で終わることが出来ましたが、
レーティングの場合は上位を目指すなら多くの時間を費やす必要が出てきます。
忙しい社会人にとっては非常に不利なルールというのもどうなのでしょうか。


主催側の目線で見てみる
主催側としては「イベント」を開催してもグッズが売れなければ赤字しか出ないため
会場費や人件費を大きく削れるWi-Fiでの大会を選択というのは自然な流れではあります。
また2008年の大会が脅迫で中止になった面から参加者以外を会場に入れにくいという部分もあります。
去年のようにまた計画が中止になるかもわからないと考えると一概にすべてがダメとは言い切れないものですが・・・



WCS2011日本大会中止からゲームの環境に大きな変化もなく、盛り上がりがイマイチ感じられないポケモン界。
スイクンや夢アチャモ等の現在入手不可能なポケモンが蔓延り新規でなかなか入りにくい現状。
これを機にポケモンブランドが下火になるなんてことが無ければ良いのですが・・・。